出張で太る人は「朝食・現地メシ・機内食」を見直せ 飛行機の機内食は食べないというのも一つの手です

普段よりハードスケジュール
国内出張でも体重が増える謎

「出張続きだったから、体重が増えていると思います」

 体重測定をする前のこのセリフ、食事相談の場で一体何度聞いたことでしょう。出張をすれば体重が増える、というのは、納得いくようでいて、出張中のハードスケジュールを考えると首をひねることもあります。

 しかし、実際は出張に行ったら体重が増えるのが普通、むしろ、痩せるなんてことは皆無に近いと言った方がいいかもしれません。

 なぜ、出張で体重が増えてしまうのでしょう。

 たとえば、国内出張。「朝からクライアントがいろんなところに連れていってくれる」なんて贅沢三昧な話は最近ではあまり聞きません。基本的には、クライアントと食事をするとしても夜。お昼にどこかに行ったとしても、接待というよりは、いつも通りのランチをご一緒に、という感じが一般的かと思います。

 この食生活に、太る要素があるかというと…ホテルでの朝食の摂り方に問題があります。

 前夜に会食があり、いつも以上に食べたり飲んだりしたから朝は軽めにしようと思っていたのに、いざ朝食会場にいったらビュッフェで目移り…だなんてことはありませんか。気になるもの、好きなものを食べながらも体重を増やさないコツは、「食べ方の工夫」です。

 まずは最初に、サラダや温野菜など、野菜類を一皿食べること。つまり、食べ順を考えて、血糖値を上げにくい、太りにくい食べ方をするのです。そして、それをクリアしたら、次はみなさんにとってストレスのない条件で食べたいものを食べてください。

たとえば「一皿、一回で収まるくらいの量にする」「ごはん(おかゆ)かパン、どちらかにする」「地元では食べられないものだけにする」などです。私の場合は、山盛りのサラダにオムレツなどを先に食べて、食後にフレンチトーストを楽しむ、というようなことをしています。