全国有数の大手進学塾が乱立する阪急・西宮北口(通称ニシキタ)で、倍率10倍以上の超難関公立中高一貫校に「6年連続地域No.1」の合格実績を挙げている、小さな小さな塾「ステージメソッド塾」をご存知だろうか? なんと、塾生の8割が全国トップクラス、2割が学力日本一(全国版学力テスト)だという。片道3時間をかけて通う塾生も複数出て、有名教育誌でも紹介された。
  このたび、『すべての成績は、国語力で9割決まる!』を刊行した、ステージメソッド塾代表である西角(にしかど)けい子氏が、「なぜ小さな塾が進学塾のメッカで実績を挙げ続けているのか」「子どもがひとりで勉強しはじめ、すべての成績が上がるにはどうしたらいいか」、その秘密を4回にわたって初公開!
  のっけから、カタカナも読めない小6生が、「偏差値を25アップさせた実話」が出てきた!(撮影/堀内慎祐)

塾生の80%が全国トップクラス! 片道3時間かけても通いたい

  それは突然、やってきました。まさに、晴天の霹靂、寝耳に水! 全国でも有数の学習塾激戦区である、阪急・西宮北口(通称・ニシキタ)の小さな塾で起きた大きな奇跡です。

  私の塾生が、力試しに受験した全国版学力テストで、「学力日本一」が続出したのです。
  最初は、普通の成績の子が次から次へと「学力日本一」に変身!
  最終的には、塾生の8割が全国トップクラスに、2割が学力日本一(全国1位)になりました。
  学力日本一は2年連続です。
  直近2年間の「学力日本一(全国版学力テスト)」の実績は、国語7名、算数3名、英語(中学生)4名。
  倍率10倍を超える、地元の超難関公立中高一貫校にも、6年連続地域No.1の合格実績となりました。

【第1回】<br />なぜ、普通の成績だった子の8割が“全国トップクラス”に、塾生の5人に1人が“学力日本一”になったのか?

  はじめまして。学習コンサルタントの西角けい子です。お読みいただき、ありがとうございます。
  私は兵庫県西宮市で、唯一無二の個人の学習塾を開いています。

  ご家庭からのご要望は、「国語力を上げてほしい」、「公立中高一貫校(国際学校)の合格対策をしてほしい」が多いです。
  最近では、子どもが社会に出たときに活躍できるようにと、「受験対策だけではなく、長期戦で国語力をつけたい」と望まれるご家庭も増えてきました。
  保護者の方には、アメリカ、中国、インドなど、海外赴任の経験がある方も多く、外国人の方もおられます。
  職業も様々で、一般企業にお勤めの方から、会社やレストランの経営者、医師や弁護士、公務員、保育士から大学の先生までおられます。

  また、この塾に通うためなら距離をいとわず、片道3時間かけて通ってくださったご家庭もあります。
  私の塾がこれまでたくさんの実績を挙げてきた秘訣は次の2つです。

○小学生には国語を集中的に指導し、一緒に暗記法も身につけさせたこと
○子どもがひとりで勝手に学習をはじめる工夫をしたこと


  実は、1日たった5分、少し工夫することで、子どもがひとりで勝手に勉強し出す習慣につながるのです。
  今日から4回連載で、その秘訣についてお話しします。

〔ちょっと気になる大人のための国語力チェック〕
〔漢検5級レベル〕
<参考文献>財団法人 日本漢字能力検定協会編『漢検四字熟語辞典』から引用
○次の四字熟語の意味を下の4つの中から選びましょう(※解答は、次ページ)。
以心伝心
何かあっても、いつも通り平然と落ち着いていること。
文字や言葉によらず心と心で通じ合うこと。
人々の心をしっかりつかみ、信頼を得ること。
人情に厚く、さっぱりして落ち着いているさま。