伝動・運搬ベルトなど工業用のベルト製品などを製造するバンドー化学。ベルトメーカーのパイオニアとしての歩みと今後の展開について、代表取締役社長の谷 和義氏が語った。 

ものづくりで得た
「3現主義」の大切さ

バンドー化学株式会社
代表取締役社長
谷 和義(たに・かずよし)氏

 1906年に木綿製伝動ベルト、1921年はコンベヤベルトを生産開始、その後、さまざまな産業用機器や自動車などに対応できるゴム製伝動ベルトや伝動システムを開発・生産するなど、パイオニアとして業界を牽引してきたのがバンドー化学だ。

 創業から100年を超える社歴の中で培われてきた実績と研究開発により、化成品(フィルム製品)や、マルチメディアパーツ、ハイブリッドゴム、産業資材製品、バンコラン製品(FA関連製品)、光電材料など多方面にその技術を生かし、事業領域を拡大し、大きな成長を遂げてきた。

 谷氏は同社初の「技術部門出身の社長」だ。 「長年、伝動ベルトの開発などに携わり『現地、現実、現時点』の3つの「現」をしっかりと把握することが大切なことを知りました」(谷氏)

 この考え方はものづくりだけでなく、営業部門などにも共通するものとして、同社全体に浸透し、組織の大きな力となり、シェアの拡大や利益の向上につながっている。