快適で効率的なビジネストラベルを実現するためには、エア&ホテル、クレジットカードなど、旅のアイテム選びが重要なポイントとなる。満足度の高いビジネストラベルを実現するための最新情報を紹介しよう。

  ドリームライナーという愛称を持つボーイング787(B787)のローンチカスタマーであるANAへの引き渡しは、当初2008年とされ、北京オリンピックに合わせて北京線に導入予定だった。しかし、ボーイング社からの納入は何度も延期され、就航は大幅に遅れた。

 今年9月28日、羽田空港に待望の1号機が到着。ANAは世界初の営業飛行となる成田~香港のチャーターフライトを10月に運航した。

次世代旅客機B787
いよいよ国際線に就航

 12年4月に開設する成田~ボストン線での運航を発表しているJALをはじめ、世界の航空会社から史上最多850機を超える発注を受けているB787は、機体に疲労や腐食に強い炭素繊維複合材を使用して軽量化が図られている。従来の同規模機よりCO2排出量を約20%抑えるなど、最新技術が結集された革新的な旅客機だ。

 客室の天井が約20センチメートル高くなったことで、手荷物の収容スペースだけでなく、窓も1.3倍に拡大。照明にはLEDを採用し、トイレにはウォシュレットを装備、乾燥しがちな機内の湿度は適度に保ちつつ気圧を抑えるなど、既存の航空機になかった快適性を実現している。