2014年に設立50周年の節目を迎える学習院大学法学部。少数精鋭のFTコースをはじめ、ユニークなカリキュラムで、これからの世界をデザインする人材を輩出している。

学習院大学法学部長
平野 浩 教授

 学習院大学法学部は、法学、政治学の2学科を擁する。グローバル化と経済・社会構造の変動の中で、「法学部で学ぶことの意味を学生が実感し、自律的な勉学をサポートすることが、喫緊の課題です」と、学習院大学法学部長・平野 浩教授は明かす。「本学の教育目標である“ひろい視野、たくましい創造力、ゆたかな感受性”を育み、これからの社会をデザインし、切り開いていく人材を送り出すことが、法学部の使命です」。

 そうした法学部の教育の根幹を成すのが、教員と学生の距離が近い少人数教育と学生自身が主体的に学習を組み立てられるカリキュラムである。

 法学科には、法的なものの見方や考え方と人間に対する深い理解を獲得するプログラムがバランスよく配置されているなか、少人数教育の特色を生かして構成されるのが“演習”だ。

 法律科目の基礎を固める1・2年生向けの演習、3・4年生対象の各科目について集中的に議論や発表を行う演習、さらに法科大学院や国家試験を目指す学生のニーズに応える発展的な演習など、学生の意欲と関心に応じた演習を用意。ディベートや公開ゼミなども開催されており、「多様な学びを通じて、真の教養人になることを目指してほしいと思います」(平野教授)。

“チュートリアル”(写真)で、社会人に必要な資質を早くから意識し獲得する。また、英語に関しては充実したプランが無償で提供される