部下がなかなか結果を出せないとき、あなたは「やる気がないから」「だらけているから」など、気持ちや態度に原因を求めていないだろうか?それでは育成への熱意も空回りするばかり。行動にフォーカスしよう。

仕事ができないとは、どういうことか?

 これまで3回の連載を読んできて、「行動科学マネジメントの理論は、ちょっと部下に対して甘すぎない?」と感じたなら、いまこそあなたは発想転換をするときです。
 もしかしたら、あなたは部下の「やる気」に期待しすぎていたのではないでしょうか?

 やる気さえあれば、仕事をわからないままにしておかないだろうし、やる気さえあれば続けることなど簡単だろうと。しかし、それは、かなり見当違いな期待なのです。

 ここで私は、「あなたの部下にはやる気がないのだから、そんなものに期待してはいけない」などと言いたいのではありません。やる気といった曖昧なものを基準に考えていたら、いつまでたっても部下が正しく動けないということに気づいてほしいのです。