『もし海外出張まで、あと1カ月しかなかったら!?ビジネス英語4週間集中プログラム』の著者、大島さくら子さんが教える、ビジネス英語のミニレッスン。ビジネスで、レジャーで、英語が必要な場面に遭遇したときに役立つフレーズを紹介します。

これって英語でどういうの?
少しずつ使えるフレーズを増やしていこう!

 みなさん、こんにちは。
『もし海外出張まで、あと1ヵ月しかなかったら!? ビジネス英語4週間集中プログラム』を出版しました、大島さくら子です。

 今日から、英語でのちょっとした言い回しを紹介する連載を始めることになりました。
 ビジネスや日常会話で「これって英語でどういうの?」と思うことありますよね。この連載ではそんな、言えそうで言えない基本的な言い回しを紹介したいと思います。

 3分で読めるミニコラムですから、これだけで英語力が飛躍的にアップ!…するわけではありません。でも、英語はコツコツ続けることが大事。これをきっかけに、少しずつ、使える表現を増やしていってくださいね。

「うわさを聞いている」と伝えるには?

 さて、さっそく本題です。
 人を紹介したり、紹介してもらう際によく「おうわさはかねがね伺っております」と伝えますが、英語ではどのように表現するのかご存知ですか?

 「うわさ」と聞いて、まず思い浮かべるのはrumorという人は多いのではないでしょうか。でも、rumorは「うわさ、風説、風評、流言」という意味なので、「人や会社、ものごとなどの評判を聞く」という意味では使いません。
 ですから、I’ve heard your rumor.としては間違いです。

 そのような場合は、hear about ~「~のうわさを聞く/話しを聞く」を用います。つまり、

I’ve heard about you.

 が正解です。hearの過去形heardでもいいのですが、現在完了形を用いると、「前々から聞いている」ニュアンスが出ます。