楽天セールなどによる波動が起きた時、どう対応するかが更なる成長のキーとなる。通販物流の代行で実績があるイー・ロジット・土橋氏と、代行を依頼するライトヴァン・鈴木氏に、売上をUPさせる物流について取材を敢行した。

ライトヴァン
鈴木辰美 代表取締役

大学卒業後、丸紅エレクトロニクス入社。米国XyVision社システム担当。平成11年ソフトバンク入社。モバイル機器マーケティング担当、Yahoo!BB無線LAN関連担当など。平成16年ソフトバンクBB。移動体通信企画本部サービス企画部(携帯電話準備室)部長。平成21年ライトヴァン取締役就任。

 自社開発のWMSで
柔軟性の高いシステム

土橋 2006年からお取り引きをさせていただいていますが、当社にご依頼をいただいた理由は何だったのでしょうか。

鈴木 ライトヴァンでは、タレントのオリジナル商品の通販サイトの運営やアーティストのファンクラブの運営、アパレルブランドのオフィシャルサイトの運営を行っています。物流代行の会社を探していた時に、イー・ロジットと取引がある知人から「とても柔軟性があっておすすめ」と紹介されました。様々な物流会社があるなかで、自社開発しているシステムが柔軟で分かりやすかったのが大きな決め手です。それ以来、アーティストのEC通販や何万通というファンクラブの会報誌の発送をお願いしています。

土橋 「イー・ロジットWMS」は、自社サイトやショッピングモールからの注文データをもとに、商品の入庫から発送まで一連の処理を代行する倉庫管理システムです。以前はシステマチックに物流を行っている会社はほとんどありませんでしたね。

鈴木 そのWMSシステムを、私たちも見ながらオペレーションできる使い方が良かった。私たちはクライアントの商品を受託して通販を運営しているので、クライアントごとに異なる要求も多くあります。例えばメール便と宅配便の切り替えをどうするか、eコレクトを受け入れるか。そういったことも細かくチューニングしていただけています。