グローバル化の進展にともない、社内のグローバル人材育成が急務とする企業が増えている。特に英会話スキルの向上が課題の一つと考えるものの、その手段選びに迷うケースが少なくない。そんな中で、研修プログラムとしてオンライン英会話を導入したのが、オークネットである。導入したDMM英会話は社員からの評価も高く、スキルアップを実感する社員が続出。さらに、大学生の認知度の高さから新卒の採用活動にも好影響が出ているという。

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社員の自主的なチャレンジが期待できる
新しい英語研修プログラムを模索

「これなら、社員が興味を持って続けてくれそう」。オンライン英会話のしくみを知ったとき、オークネットの人財開発室で統括マネージャーを務める齋藤恵美氏は直感したという。

 オークネットは、中古車オークション事業からスタートし、バイクやデジタル機器、花き、医療機器などに事業分野を広げてきた会社だ。創業30周年を機に人材開発制度の見直しが行われ、何か目玉になるものはないかと新しいプログラムの模索が始まった。齋藤氏は、「既存の制度を生かしながらも、社員の自主的なチャレンジに期待するプログラムの構築をめざしました」と、説明する。

 そのなかで、これからの海外での事業展開に備え、社内にグローバル人材を増やすための新たなプログラムとして、DMM英会話に注目したわけだ。

モチベーション維持の難しさを克服
自分のペースでレッスンできる気軽さがうけた

オークネット 人財開発室統括マネージャー 齋藤恵美氏

 同社では、従来、自己啓発のための通信教育による研修を充実させてきた。100以上もの多彩なプログラムが用意され、社員自身が選んだプログラムを受講できる。費用は100%会社負担だ。プログラムの中には英会話講座なども含まれているが、「正直、受講生が多いとは言えませんでした」と、齋藤氏は明かす。

「英語への関心がそれほど高くなかったことも原因だと思いますが、従来の英会話講座はテキストとCDで自学自習するタイプ。またインタラクティブではないので、モチベーションを維持して続けることが難しいと感じていました」。

 一方、オンライン英会話は、ネットを通して講師と直接会話しながらレッスンを行う。「DMM英会話は朝6時から夜26時までレッスンが受講できるので、自分のあいている時間で勉強ができる手軽さが、続けやすいのだと思います」と、齋藤氏。「一人一人が自分のペースでできますし、他の社員などの目が気にならないことも見逃せません」と、受講の魅力を挙げてくれた。

DMM英会話は就活生の認知度が高い
採用活動にもプラスに働いている

 さらに「就活生の採用活動にもプラスに働いているんです」と、齋藤氏。スキルアップに熱心な学生にとって、DMM英会話を受講できることが企業の魅力の一つになるというのだ。「DMM英会話を知っている学生が多いんです。特に英語の習得に熱心な学生ほど、この傾向が強いようです」と、 齋藤氏は語る。CMのインパクトもあるが、オンライン英会話に関する各種ランキングで第1位を獲得し、イードアワード2014英会話スクールビジネス部門で最優秀賞を受賞していることが知名度を高めていると考えられる。

「内定から入社式までの研修の一環として、DMM英会話を活用する企業もあります」と、DMM.com英会話事業部法人部部長の須藤啓太氏は教えてくれた。