マイクロソフトのエバンジェリストにして、年間250回のプレゼン研修・講演をこなす西脇資哲氏。本連載では、西脇氏のプレゼンメソッドをご紹介いただいているが、前回に引き続き、「担当編集者によるインタビュー形式」でお送りする。
「西脇氏がまだ隠し持っている(かもしれない)極意」を聞き出すべく、西脇氏のいる日本マイクロソフト本社(東京・品川)に向かった担当編集者のF。しかし、西脇氏は大量のドローンとともに姿を現し、「ドローンへの愛」を滔々と語り始めたのだった。

【↓前篇はこちら↓】
No.1ドローン・プレゼンターが語る
「プレゼン力」と「ドローン愛」のあいだ
―『プレゼンは「目線」で決まる』担当編集者インタビュー(前篇)

なぜ「ドローン愛」が<br />プレゼン力を引き出すのか?ドローンの可能性についてプレゼンする西脇氏。
編集者1人に対してプレゼンするときですら、重要ポイントへの「視線誘導」を徹底している。

いますぐプレゼンがうまくなりたい人に
いつも伝えている、たった1つのこと

編集F:西脇さんがドローン関連のプレゼンで引っ張りだこで、しかもそこにさまざまなビジネスの可能性が見えつつあるということはよーくわかったんですが…、そもそも今日はプレゼンのお話をお聞きしたかったんですよ…。

西脇:あ、そうでしたね…。つい興奮して忘れていました。
でも、いま話したことって、じつはプレゼンスキルの上達ということを考えるときに、すごく大事だなって普段から思っているんですよ。

今回執筆した『プレゼンは「目線」で決まる』では、わたしがこれまでの経験のなかでつかんだプレゼンの「テクニック」をとにかく徹底的に紹介したわけですけど、じつはプレゼンを上達させるのに、あともう1つだけ必要なことがあるんですよ。

編集F:え? やっぱり、何かまだメソッドを隠し持っていたんですか?

(取材中、会議室から飛び出し、会社の廊下でドローンを飛ばしはじめる西脇氏)