『ずるい暗記術』冬季講習を5日間にわけて、お送りします。世の中は、センター試験直前。そう、ここまで来たら、新規の勉強はいりません。情報の整理に力を入れてください。試験で大事なのは、「答えを瞬時に思い出す」ことです。試験にもテクニックが必要です。これまで勉強に時間を費やしてきたのですから、最大限の成果が出るように努めてください!

ノートは書くだけムダです

  学校でも塾でも、ほとんどの人が当たり前のようにノートをとっていると思います。

 しかし、ノートをとることには実は大きな落とし穴があります。

 ノートに書こうとするとき、人はきれいにまとめることを優先しがちです。

 まとめることがメインになってしまうと、それはただ書いているだけで、知識はまったく自分のものになっていません。

 教科書を丸写しする人もいますが、それは、時間をかけて書いている間にむしろ頭から知識が逃げていってしまう最悪のやり方です。

 ちなみに、ノートとメモは違います。

 勉強の記録としてメモを書くのはよいのですが、自分で考えずにただ書き写すだけのノートは、時間のムダです。ノートをきれいに書いている人で点数のいい人を、私は知りません。

 ノートをとらない代わりに、すべきことがあります。

 自分で考えて思い出すことです。書いて覚えるよりも、考えて覚えたほうが記憶は定着します。インプットしたものを逃さないためにも、書くのではなく、思い出すというアウトプットをするのです。

受験対策その1:
ノートに書くのはやめて、思い出す作業に切り替えてください。