「採れる人事部」と「採れない人事部」の差は何か?

 新卒を対象とする採用選考が6月1日にスタートした。現在の新卒採用は、学生が企業を選べる「売り手市場」で2016年卒の大学・大学院生の求人倍率は1.73倍。それは中途採用でも同じで、2016年4月の有効求人倍率は1.34倍まで上昇している。

 事業拡大や新規事業のために企業が優秀な人材を確保したいニーズは旺盛だが、労働人口の減少傾向は止まらず、採用難度は年々高まるばかり。「1年間採用活動して、コストも数百万円掛けたのに、たったの1人も採用できなかった」――、こんなこともよく起きている。

 なかでも頭を悩ませているのは中小企業の採用現場だ。

 新卒採用においても同様だが、こんなご時世でも名の知れた大手企業には、募集広告を出せば、ある程度の人は集まってくる。

 ところが、優れた商品やサービス・技術を持っている中小企業が、その有望事業を強化するために人材を採りたいと思って募集広告を出しても「知名度が低い」というだけの理由で、希望のレベルに達している人材が全く集まらない。

「たったの1人も応募が来ない」現実を突き付けられる一方で、採れない人事部に対して経営サイドや現場からは「一体、いつになったら採用できるんだ」と不満の声が上がる。

 実際に採用を行なっている人事部にしてみれば「ずっと採用活動してるけど、人が来ないんだから仕方ないじゃないか」と言いたい気持ちが募っていることだろう。

 だが、日本中の中小企業が抱えていると言っても言い過ぎではないこの悩みの原因は、本当に「知名度の低さ」だけなのだろうか?

 次に紹介するのは、社員数29人、スパイスライフというベンチャー企業の採用活動。決して知名度が高いとは言えないこの企業は、上場準備のためにスペシャリスト人材を求めて採用活動を行なった半年間、1週間に5~10人もの採用候補者との面談を行い、実際に本当に欲しい人材の獲得に成功している。

「1年間採用活動してもたったの1人も採用できなかった」、「募集広告を出して人材紹介会社も使っているのに、たった1人の応募すら来ない」…。そう嘆く企業とこの企業の採用方法は、一体何が違うのだろうか。

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【採れる人事担当者が語る】採用の具体策


◆本当に欲しいレベルの人材を集めるために、まず、何をするか?

◆毎週5~10人採用面接を行なえるくらい採用候補者を集めるには?

◆「積極的に転職する気がない」、企業が離したがらない人材にアプローチするには?

◆入社後に熱心に仕事を続けてくれる人材の見極め方

 

 


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