株式レポート
2016年9月15日 マネックス証券

米国市場は原油安が重石となり小幅に高安まちまち 日本市場は円高もあり続落か - 市況概況

NYダウ: 18034.77  ▼31.98 (9/14)
NASDAQ: 5173.77  △18.52 (9/14)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
米国市場は小幅に高安まちまちとなりました。ダウ平均は前日に大きく下げた反動もあって朝方に100ドル高近くまで買われましたが、原油安などを受けて買いが続かず午後に売りが優勢になると取引終盤には70ドル以上下げ節目の18,000ドルを一時割り込む場面もみられました。結局ダウ平均は31ドル安の18,034ドルと続落して取引を終えています。また、S&P500株価指数も1ポイント安の2,125ポイントとこちらも続落となっています。一方でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は時価総額の大きいアップル(AAPL)の大幅高などを受けて18ポイント高の5,173ポイントと反発しています。

2.経済指標等
8月の米輸入物価指数は前月比0.2%低下し市場予想を下回りました。また、米輸出物価指数は前月比0.8%低下となっています。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうちエネルギーや金融、生活必需品などの7業種が下げ、エネルギーは1%を超える下落となりました。一方で情報技術や公益事業などの4業種が上げています。

4.個別銘柄動向
iPhone7の販売好調が伝わったアップルが引き続き買われ3%を超える上昇となり、ダウ平均構成銘柄で上昇率トップとなりました。また、ドイツの医薬・農薬大手のバイエルによる買収提案を受け入れると発表した種子・農業製品大手のモンサント(MON)や、バイオ製薬のビータイ・ファーマシューティカルズ(VTAE)を買収することで合意したと発表したアイルランドの製薬大手アラガン(AGN)が堅調でした。ビータイ・ファーマシューティカルズは買収価格にさや寄せする格好で急騰しています。一方で自動運転車の開発に向けた設備投資の拡大などで2017年の利益が減少する見通しを発表したフォード・モーター(F)が安く、格下げを嫌気してコーチ(COH)も売られました。

5.為替・金利等
長期金利は0.03%低い1.69%となりました。ドル円は米長期金利の低下を受けてやや円高に振れ102円台前半での推移となっています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
米国市場でダウ平均が下落したことや、ドル円も円高となっていることから本日の日本市場は続落でのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の16,500円を引けで維持できるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)