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2016年11月10日 フィスコ

先行きが見えないところはあるが、トランプメリットを探る

 10日の日本株市場は大幅上昇が見込まれる。9日の米国市場は上昇。トランプ氏勝利の大
勢が判明した昨晩には、先物取引市場で一時NYダウが1000ドル近い下落となるなど、不安感
が広がる場面もあったが、朝方にはトランプ氏の経済政策へと投資家の関心も移り、恩恵を
受けるとみられる銘柄に買いが広がった。大統領選というイベントが終了したことによる先
行き不透明感の解消も好感された格好。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪
比965円高の17215円、円相場は1ドル105円50銭辺りでの推移に。
 リアルタイムで混乱に巻き込まれた日本株市場だが、シカゴ先物にサヤ寄せする格好か
ら、日経平均は昨日の急落分を一気に吸収することになろう。トランプ政権に対しては現時
点で先行きが見えないところはあるが、今後の政策等を見極めつつ落ち着きを取り戻してく
ることになりそうだ。雇用創造などの政策を打ち出していることもあり、景気回復への期待
感なども次第に高まる展開に期待したい。

 また、決算発表が本格化しているなか、機関投資家は積極的には動けず、個人などは短期
売買が中心とみられる。昨日の急落の中でも需給懸念はそれ程強まらず、本日の切り返しに
より、改めて仕切り直しを意識させてきそうである。