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2017年2月15日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~次第に中小型株などの材料株にシフト

15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・次第に中小型株などの材料株にシフト
・ドル円は114円32銭、上値が重い、日本株は堅調地合い継続
・ぱど、ダイヤ電機、U-NEXTなど4社がストップ高


■次第に中小型株などの材料株にシフト

日経平均は反発。234.52円高の19473.50円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終
えた。注目されたイエレンFRB議長証言では、利上げを先送りするのは賢明でないとし、イ
ンフレ率や労働市場の改善が進めば、更なる利上げが必要になるとの認識を示した。利上
げ観測の拡大を受けてメガバンクを中心とした金融セクター中心に幅広い銘柄に買いが先
行した。

しかし、昨日の東芝ショックを背景としたセンチメントの悪化もあり、その後は19500円手
前水準でのこう着感の強い相場展開となった。日経平均、225先物の日中値幅は70円程度と
狭いレンジ内での推移に。セクターでは保険、銀行、証券、非鉄金属、海運、化学、機
械、鉄鋼が堅調。一方でマイナスはゴム製品の1業種のみだった。

日経平均は19500円を目前に上値の重さが意識されている。イエレンFRB議長証言を受けた
利上げ観測、これを受けたドル高・円安の流れは材料視される。ただし、東芝の問題があ
っさり織り込み済みとなる訳ではなく、ポジション圧縮や需給調整などによる商いが交錯
しやすいだろう。そのため、価格帯別出来高の膨れている19500円処では、やれやれの売り
も出やすいところ。

物色についてはインデックス主導の上昇になっているが、日経平均がこう着感を強めるな
か、次第に中小型株などの材料株にシフトしてきやすいだろう。資金の逃げ足こそ速いと
みられるが、資金が集中しやすく、大きな値幅が出やすい。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は114円32銭、上値が重い、日本株は堅調地合い継続

15日午前の東京外為市場では、ドル・円は上値の重い展開。日本株の堅調地合いを背景に
ドル買いが続いたが、利益確定売りなどで上昇は限定的となった。ドル・円は、前日のイ
エレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長による早期利上げに前向きな発言で上昇基調とな
っており、今日のアジア市場でも114円台で推移。また、日経平均株価の堅調地合いでリス
ク選好のドル買い・円売りに振れやすい地合いとなった。

ただ、114円台は引き続き利益確定売りなどが出やすく、ドルの上昇は抑えられている。安
倍晋三首相は今日の参院本会議での答弁で、先の日米首脳会談で「米国から日本の金融緩
和の必要性に理解が得られた」と発言したが、市場の反応は限定的だった。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持しており、目先の日本株高継続をにらん
だドル買いが入りやすい展開に変わりはない。相関性の高い米金利次第だが、現時点でド
ルが114円を割り込む展開は想定しにくい。

ここまでのドル・円の取引レンジは114円24銭から114円51銭、ユーロ・円は120円80銭から
121円01銭、ユーロ・ドルは1.0565ドルから1.0580ドルで推移した。

12時15分時点のドル・円は114円32銭、ユーロ・円は120円97銭、ポンド・円は142円52銭、
豪ドル・円は87円76銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・ぱど<%%%4833%%%>、ダイヤ電機<%%%6895%%%>、U-NEXT<%%%9418%%%>など4社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます


・安倍首相
「米国から日本の金融緩和の必要性に理解が得られた」

・麻生財務相
「ムニューチン米財務長官、まだ円安と言える状況でないとの理解で話したい」__NEW_LIN
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☆後場の注目スケジュール☆

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