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2017年5月9日 フィスコ

次第に決算を手掛かりとした日替わり物色へ

 日経平均は反落。52.70円安の19843.00円(出来高概算19億9000万株)で取引を終えた。8日の米国市場ではNYダウ、ナスダックともに小幅に上昇。フランス大統領選で欧州連合(EU)との協調路線をとるマクロン氏が勝利したが、予想通りの結果となり、相場への影響は限定的だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の19915円。円相場は1ドル113円25銭辺りでの推移と円安に振れて推移するなか、小幅に続伸して始まった。
 ただ、急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されるほか、今週は決算発表がピークとなることもあり、その後は前日終値を挟んでのこう着が続いている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり、値下がり数が拮抗。セクターでは空運、金属製品、建設、医薬品、パルプ紙がしっかり。半面、輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属、水産農林、海運が小安いなど、まちまちだった。

 日経平均は狭いレンジでのこう着だったが、前日の大幅上昇に対する過熱感のほか、年初来高値更新による達成感、決算本格化による模様眺めムードもあり、想定内のこう着であろう。ただ、主力処がこう着となる一方で、本日は中小型株に資金が向かっており、物色意欲の強さが窺えた。週末にかけて決算がピークとなるため、決算を手掛かりとした日替わり物色のほか、テーマ性のある材料株等へ、短期資金が向かいやすくなりそうだ。
(村瀬智一)