今週のズバっとランキング!
【第2回】 2012年4月19日 ザイ・オンライン編集部

信用取引のデータで発見!
株価が上がりやすくなる条件が整った銘柄ベスト30

信用買い残・売り残をマークせよ!

 株式取引には大きく分けて2つの形態がある。一つが現物取引で、投資家は自分のお金の範囲内で株を買い、自分が保有している株を売るという、ごく一般的な取引形態だ。

 一方、お金や売ることのできる株がなくても、証券会社からお金や株を借りて売買することもできる。これが株式取引のもうひとつの形態、信用取引だ。

 お金を借りて株を買うのを信用買いといい、借りてきた株を売るのを信用売りという。どちらも反対売買をすることで(信用買いは最終的に売ることで、信用売りは買い戻すことで)決済して利益を得ようとするわけだが、信用取引で決済が済んでいない取引金額のことを、それぞれ信用買い残、信用売り残という。

 実はこの信用買い残・信用売り残の増減は株価の上昇・下落を引き起こす直接的な原動力になる。だから、「私は現物取引しか行わないから信用取引の数字なんて関係ない」では済まされない。投資家であれば、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などの指標と同様にきちんとチェックしておくべきデータなのだ。

 信用買い残・売り残の増減が株価にどう関係するのか? これをきちんと述べるためには、投資家の心理が時間経過によってどう変わってくるかの説明が必要だし、全体相場や個々の銘柄の状況に応じてその影響の現れ方が異なるという説明も必要だが、煩雑になるのでここではごく一般的な関係だけを述べておくと、

信用買い残が減少→目先は株価下落の、将来的には上昇を引き起こす原動力となる

 となる。もちろん、これ以外にも信用買い残の増加、信用売り残の増減は株価に大きな影響を及ぼすが、今回のランキングではとりあえず上の関係だけに注目してみた。

信用取引の状況を示す信用倍率にも要注目!

 個々の銘柄の信用買い残を信用売り残で割った数字が信用倍率で、こちらも投資家が注目すべきデータだ。これも詳細な説明は省くが、ものすごくざっくり言えば、信用倍率が1倍を割れている銘柄を買え! である。

 さて、今回のランキングだが、次のような条件で銘柄をスクリーニングしてみた。
1)信用買い残が前週に比べて減少している
2)
信用倍率が1倍を割れている

 その上で、信用倍率が低い順に並べてみた。なお、いずれのデータも、信用取引の期限が定まっている制度信用取引のもの。

 目先はともかく、将来的には株価上昇の可能性が高まっている銘柄を探そうというものだ。その結果は……次ページで!