チャートで探せ!上がる株
【第4回】 2012年5月10日 ザイ・オンライン編集部

そもそも移動平均線って何なのよ?の巻

相場の本格的な上げ下げがこれで確認できるのだ!

これまでの3回で、ローソク足で上がる株を見つける方法を教えてもらった愚かモノ。「もー怖いものはない! 株王に俺はなる!」ってどこかで聞いたようなセリフをほざく始末。フフフ、それでカンタンに儲かるほど株は甘くないのだよ、明智君←誰だよ、明智って。とまあ、そういうわけで、ここから3回にわたって、ローソク足に次ぐチャートの重要アイテムである移動平均についてお勉強スタート! 

登場人物

福永博之さん

テクニカル分析の第一人者。どんな愚かモノにもいつも笑顔でわかりやすく教えてくれる超人格者。さまざまな投資情報を提供するサイト「アイトラスト」を運営するインベストラスト代表取締役でもある。『めちゃくちゃ売れてるマネー誌 ZAiが作った「株」チャートらくらく航海術』『FX一目均衡表ベーシックマスターブック』(弊社刊)など著作多数。経済イベントや指標発表日を掲載した投資家向け株式手帳『INVESTORS HANDBOOK 2012』(エイチスクエア社)の監修にも携わる。

ハラダ

チャートの(チャートも)愚かモノ。株やFXなど投資関連の雑誌・書籍の編集に携わって10数年だが、難しいことは大っ嫌いだから進歩ゼロ。「株王に俺はなる!」あー、はいはい。よっぽど気に入ったようだ、あのセリフ。

実は、過去に買った投資家の損益分岐点!?

もう、カンペキに覚えちゃったぞー! 前回(第3回:チャンス直前の銘柄はどうやって探すの?の巻)でやったように、ずっと株価が横ばいだったのに「出来高かい離率」が急上昇した銘柄に目をつけて、長い下ヒゲをつけたローソク足に続いて大陽線が出たタイミングで買うのがいいんですよね、センセイ。ホント、チャートって、実は超カンタン!

確かに、それが基本中の基本ですが、過信は禁物。移動平均線の推移にも目を向ければ、さらに確度の高いトレードを実践できるでしょう。

移動平均線って、株価の周辺でくっついたり離れたりして動いている線のことだね。あれ、超ウザイんだけど、いったい何なの?

過去の一定期間ごとに終値の平均値を計算し、その推移をグラフ化したものです。たとえば、5日移動平均線なら、毎日過去5日間ごとの平均値を求めて、その数値の変化をグラフで示しています(下図参照)

どうして5日間の平均なのよ? それに、平均値なんてどーでもいいじゃん! 

1週間のうち、取引が行われているのは5日間ですよね。つまり、過去5日間の終値の平均値とは、その週にその銘柄を買った投資家の平均的な取得価格を表しているわけです。そして、週の初めから終わりにかけて株価の上昇傾向が続けば、おのずと5日間ごとの平均取得価格もそれに連動し、5日移動平均線も右肩上がりを示します。

平均取得価格が上がっていっても、いっしょに株価が上がっていけば、含み益が出ているわけだから、みんなハッピーでいいじゃん!

(愚かモノが真理をついているのにハッとして)珍しくいいところに気がつきましたね。そのとおりです。でも、移動平均線はまだ下がっていないのに、株価がそれに先駆けて下落に転じるケースもよくあるのです。そして、移動平均線を割り込む水準まで下落してしまうと……?

さあ、どーなるでしょうか? 答えは次ページで!