原宿投資研究所
【第9回】 2012年6月1日 鮎川 健

株価2倍3倍は単なる通過点か!?
さいか屋(8254)の復活劇を注視せよ!

事業再生ADRを経た地元密着型百貨店が超割安で放置

株価(5/31終値):44円 予想PER2.4倍 PBR:0.55倍
配当利回り:0%

2012年3月1日~5月31日・日足


買い目途:目指すは40円
目標投資期間と目標株価:2年以内に5倍の200円!

ギリシャなんてカンケーないのにこの安値!

  昨今、投資家の笑顔を曇らせる要因となった欧州不安。当然、国内市場においても暗い影を落とし株価は下落モード。日経平均1万円台がまるで遠い日の幻のよう。

 このような状況下において、数多の海外機関が手がける国際優良銘柄が売られるのはまあやむなしとしても、皆さん思い当らないだろうか?

「これ、欧州不安なんて関係ないっしょ!?」って銘柄。なんでこんな安値で放置されているか、不思議な銘柄。誰でもひとつやふたつは思い当たるのではないか。

 ということで今回の注目テーマは「いくらなんでもその株価、ないんと違う?」 鮎川健、今回イチオシの低位株は、さいか屋(%%%8254%%%)。

神奈川が地元の百貨店 写真の川崎店のほか、横須賀・藤沢の2店舗を運営
同じ神奈川県を地盤とする京浜急行電鉄、横浜銀行が大株主 写真は横須賀店

 地元住民でその名を知らぬ者はいない、ギリシャとはかなり縁遠い神奈川地盤の老舗百貨店。売上高400億と上場小売業としては小ぶり、AKBでいえば高橋みなみ。ちっちゃさを最大限活用し、立振舞う様は共通項かも(ちなみに百貨店売上首位の三越伊勢丹ホールディングスの11年3月期の売上高は1兆2207億円)。

 そんな、さいか屋に悲劇が訪れたのは2010年。純資産41億の企業が突如100億にも及ぶ巨額の赤字を計上、その結果、一気に債務超過に転落。当然、株価も一気に転落、気づけば今日40円台といういわば「超低位株」。

 と、ここまでの活字情報で投資判断するなら「ウルトラsell」だろう。

 ところが一歩踏み込んでみると、単に「超低位株=危険=手出し無用」の一般的な公式に当てはめるにはもったいない、キラリ光るものを感じる。