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2012年7月17日 フィスコ

インテル決算を受けた時間外の動向が変動要因に

 日経平均は小幅に続伸。30.88円高の8755.00円(出来高概算15億株)で取引を終え
た。小幅に上昇して始まったものの、為替市場での円高が重しとなって8711.73円ま
で下げる局面をみせた。ただ、その後は先週末の終値水準を挟んでの保ち合いが続く
なか、重しとなっていた為替市場でユーロの買い戻しが強まったことをキッカケに、
先物主導で切り返しをみせた。
 とはいえ、ファーストリテイリング<%%%9983%%%>、ファナック<%%%6954%%%>、ソフトバンク
<%%%9984%%%>、アステラス<%%%4503%%%>、KDDI<%%%9433%%%>などが日経平均をけん引する一方、キヤ
ノン<%%%7751%%%>やソニー<%%%6758%%%>、シャープ<%%%6753%%%>が年初来安値を更新するなど、ハイテク
株など景気敏感セクターの冴えない展開が続いている。
 日経平均は小幅に続伸だが、大引けにかけて上げ幅を縮めており、TOPIXはマイナ
ス。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の6割を占めている。また、規模別指数
では小型株指数の下げが目立ったほか、やや仕手系色の強い材料株の弱い値動きもみ
られており、個人投資家の需給状況が気掛かりとなる。
 今晩の米国では、バーナンキFRB議長の議会証言や半導体大手インテルの決算が予
定されている。FRB議長の証言については量的緩和第3弾(QE3)への見解が示される
かが注目されるが、期待薄といったところであろう。一方、インテルについては日本
時間の明日早朝になるため、米国市場の動向というよりは、インテルの結果を受けた
時間外の半導体関連の動向、これによるグローベックスでの米株先物の値動きが、オ
ープニング・ギャップ的に利いてきそうである。
 連休明けの日本株の物色は、先週同様、内需・ディフェンシブ系にシフトしてい
る。様子見ムードが強まるなか、ハイテク株には押し目拾いの流れもみられず、少な
いボリュームで大きく下振れする状況である。この需給に変化がみられるかが注目さ
れるところであろう。
(村瀬智一)