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2012年10月4日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~日銀による追加金融緩和への思惑

4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・8770-8780円辺りをサポートできれば安心感のある反発に
・ドル・円は78円67銭まで上昇、日銀による追加金融緩和への思惑
・日銀による追加金融緩和への思惑、円安メリットや不動産に引き続き注目


■8770-8780円辺りをサポートできれば安心感のある反発に

日経平均は反発。53.89円高の8800.76円(出来高概算8億株)で前場の取引を終え
た。予想を上回る米9月のADP雇用報告やISM非製造業景況指数を評価した米国市場の
上昇を受けて反発して始まった。その後はハイテクの弱い値動きもあって下げに転じ
る局面もみられたが、為替市場で対ドル、対ユーロともに円安に振れるなか、前引け
にかけて上げ幅を拡げている。

セクターでは輸送用機器、ゴム製品、不動産、証券、銀行などが堅調。一方、電力や
ガス、石油石炭、鉱業、パルプ紙、精密機器などが冴えない。東証1部の騰落銘柄
は、値上がり908に対して値下がり564、変わらず187と、値上がり数が全体の過半数
を占めている。

ユーロ・円は2週間ぶりの水準まで円が売られてきており、輸出関連などへの買い安
心感につながっているようだ。また、日銀の政策委員会・金融政策決定会合が開かれ
ており、政府の積極的な金融緩和を求める姿勢などもあって、不動産などは緩和期待
から強含みの展開に。

このところは指数インパクトの大きい銘柄に振らされる局面がみられていたが、現時
点では値上がり数が過半数を占める中での上昇であり、安心感のある反発になりそう
だ。テクニカル面でも一目均衡表の雲下限を回復したほか、ボリンジャーバンドの-
1σを上回っている。8770-8780円辺りをサポートできていれば、下は売り込みづらく
なりそうである。

また、9月半ば以降の調整で一巡感が出ていている銘柄も多く、いったんはリバウン
ドを試すタイミングとなっている。

■ドル・円は78円67銭まで上昇、日銀による追加金融緩和への思惑

ドル・円は78円67銭まで上昇。前日高値を超えた時点でストップロスのドル買いが執
行されたもよう。ユーロ、豪ドルに対する円売りも観測されている。日銀による追加
金融緩和への思惑も出ているもようで、G7会合の前に日銀が動くとの期待は残されて
いるようだ。

12時16分現在のドル・円は78円67銭、ユーロ・円は101円70銭、ポンド・円は126円65
銭、豪ドル・円は80円31銭付近で推移。中国本土市場は中秋節と国慶節の連休で7日
まで休場。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は一時マイナス転換も円安進行で切り返す
・ハイテク株の一角が弱含みのなか、大手自動車各社の強さが目立つ
・日銀による追加金融緩和への思惑、円安メリットや不動産に引き続き注目


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:45 10年国債入札の結果発表
14:00 日銀金融政策決定会合(1日目)
16:00 藤村官房長官、定例記者会見