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2012年12月5日 フィスコ

前場に注目すべき3つのポイント~ファーストリテなど小売の月次好調が目立つ

5日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:日経平均はこう着も低位材料株などに水準訂正の動き
■外資系証券の注文動向:差し引き180万株の売り越し
■前場の注目材料:ファーストリテ<%%%9983%%%>など小売の月次好調が目立つ、小売株に関
心が高まるか

■日経平均はこう着も低位材料株などに水準訂正の動き

☆日経225想定レンジ:上限9450円-下限9350円

本日の日本株市場は引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。4日の米国は、
想定内ではあるが依然として「財政の崖」回避に向けた進展はみられず、NYダウ、ナ
スダックともに弱い動きに。欧州については米国の予算協議を見極めたいとの流れか
ら、方向感に欠ける展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大証比25円安の9405円
となり、一時9400円を割り込む局面をみせていた。

日経平均は5日線での攻防が続いているが、シカゴにサヤ寄せする格好から、同線を
割り込む可能性がある。ただし、テクニカル面ではボリンジャーバンドの+2σと+1σ
とのレンジ推移が続くなか、+1σ接近といった形での想定内の調整といったところで
あろう。

また、「財政の崖」協議はクリスマス前後には合意に達するとの楽観的な見方や、来
週11-12日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での緩和期待などを背景に、下には売り
込みづらいところであろう。日経平均は値幅調整ではなく、こう着相場での日柄調整
によって過熱を冷ます流れが続きそうだ。

物色については個人主体による材料株での循環物色が続くとみておきたい。次第に日
替わり的な物色に向かいやすいとみられるが、日経平均の底堅さが意識されるなかで
投資意欲は活発である。政策期待などを手掛かりに、低位材料株などには水準訂正を
みせてくる動きが期待される。

また、指数インパクトの大きいところでは月次売上高を発表したファーストリテイリ
ング<%%%9983%%%>の影響を受けそうである。11月の既存店売上高は前年同月比13.7%増と3
ヶ月ぶりに前年実績を上回った。前日の下げの反動が期待されるが、外資系などの評
価は強弱まちまちであり、日経平均の変動要因に。

■外資系証券の注文動向:差し引き180万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1070万株、買い890万株、差し引き180万
株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

11月28日(水):350万株の買い越し
11月29日(木):330万株の売り越し
11月30日(金):110万株の買い越し
12月 3日(月):360万株の買い越し
12月 4日(火): 40万株の売り越し

■前場の注目材料

・米「財政の崖」懸念の継続で手掛けづらい状況は継続
・ファーストリテ<%%%9983%%%>など小売の月次好調が目立つ、小売株に関心が高まるか

・全体的な手掛けづらさから、個人を中心にした低位材料株の循環物色は継続へ


☆前場のイベントスケジュール

<国内>

10:30 西村日銀副総裁が講演予定(新潟市)
11:00 藤村官房長官、定例記者会見

<海外>

09:30 豪・7-9月期国内総生産(前年比予想:+3.1%、4-6月期:+3.7%)

10:45 中・11月HSBCサービス業PMI(10月:53.5)