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2013年3月11日 フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):大手銀行株、ファナック、常磐興産など

大手銀行株
三菱UFJ<%%%8306%%%>や三井住友FG<%%%8316%%%>など大手銀行株は軒並み4%を超える株価上昇とな
っている。本日は海外投資家の資金流入などが一段と活発化しているとの観測が聞か
れるが、銀行株などはこうした資金流入の中心セクターになっているとみられる。ま
た、三井住友トラスト<%%%8309%%%>が政府保有株の買い付けを発表、公的資金を完済したこ
とも、銀行株の支援材料につながっているようだ。とりわけ、連想感も強まりやすい
りそなHD<%%%8308%%%>の株価上昇が目立つ。

ファナック<%%%6954%%%>:14420円(前週末+40円)
全体株高のなかで上値が重い。寄り付き前に発表された1月の機械受注は前月比
13.1%減と4ヶ月ぶりの減少となった。市場予想は1.7%減程度であったもよう。振れ
の大きい指標ではあるが、市場予想との乖離の大きさなどネガティブに捉えられる格
好へ。また、大引け後には2月の工作機械受注の発表が予定され、こちらも警戒材料
視されているようだ。

丸紅<%%%8002%%%>:739円(同+38円)
上昇が目立つ。相対的な出遅れ感が目立っていた総合商社株にも、本日は資金流入が
活発化している。週内にも政府がTPPの交渉参加を表明すると見られており、TPP参加
によるメリット期待が総合商社にも波及してきているとの見方にも。とりわけ、食糧
分野で強みを持つ同社には、TPP関連としての期待は高いようだ。

SUMCO<%%%3436%%%>:1100円(同+60円)
大幅高。同社は先週末に前1月期の決算を発表している。実績営業利益は132億円で前
期比12倍、従来計画の110億円を上振れる着地となった。今期見通しは260億円で同
97%増と大幅増益基調が続く見通しに。今期見通しは中期計画数値、市場コンセンサ
スなどを下回っているが、保守的な計画として評価は高まっているようだ。販売価格
の下げ止まり傾向なども確認されてきていると。

常磐興産<%%%9675%%%>:208円(同+50円)
ストップ高。先週末に業績予想の上方修正を発表、通期最終利益は15.0億円から19.7
億円に増額修正。端境期となる冬場においても、スパリゾートハワイアンズの利用者
などが想定以上に好調に推移したもよう。震災から2年目に当たる本日、震災後に普
及を果たしている銘柄として、関心も高まりやすくなっているようだ。

カナモト<%%%9678%%%>:1793円(同+300円)
ストップ高と急伸。同社は先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は38.8億円で
前年同期比68%増益、上半期計画45.8億円、同29%増益に対する進捗率は85%に達し
ており、上振れ期待の高まりなどにつながっているもよう。復旧・復興需要の拡大に
加えて、大型プロジェクトの受注獲得などが好業績の背景に。前10月期に続いての高
い業績変化率が期待できる格好にも。

良品計画<%%%7453%%%>:6310円(同-200円)
さえない。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「3」へ格下げしている。出遅れ株
として物色された足元の株価上昇によって、上値余地はカバレッジ内で低位となった
との評価、目標株価は6200円としている。営業増益率は小売他社比で突出しておら
ず、ファーストリテ<%%%9983%%%>のようなマルティブルな拡大は限定的と判断している。


キャリアL<%%%6070%%%>:756円(同+76円)
買い気配から。前期営業利益見通しを7.1億円から9.7億円へ、最終利益見通しを3.7
億円から5.4億円へとそれぞれ大幅に上方修正したことが好感されている。BPO関
連事業において、官公庁向け大型プロジェクト案件の業務効率化効果によって業務処
理が予想以上に進んだほか、期間限定のスポット案件の受注が見込み以上であったこ
となどが寄与するようだ。

ソフトウェアS<%%%3733%%%>:3660円(同-340円)
下げ目立つ。先週末に第1四半期決算を発表し、営業利益は前年同期比41.5%減の3.4
億円、最終利益は同32.7%減の2.2億円と大幅減益での着地となったことが嫌気され
ている。医療業界のシステム投資意欲は回復傾向にあるものの、市場では有力企業数
社における競争が激しさを増していると。なお、上期、通期とも業績予想については
据え置いている。

ベルグアース<%%%1383%%%>:1457円(同-173円)
大幅反落。先週末に第1四半期決算を発表し、営業損益は1.4億円の赤字、最終損益は
8400万円の赤字となったことが嫌気されている。会社側では上期の業績予想を公表し
ていないが、直近ではTPPや農業関連のテーマ株として物色されていたこともあ
り、赤字決算がネガティブに捉えられる格好に。なお、前年同期の営業損益は1.3億
円と赤字だった。

FUJIKOH<%%%2405%%%>:649円(同+100円)
ストップ高。経済産業省から、再生可能エネルギー発電設備の認定取得を発表したこ
とが買い材料視されている。白井事業所のバイマスガス化発電施設が、電気事業者に
よる再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法の規定に基づき、再生可能エ
ネルギー発電設備として認定の通知書を受領したと。同バイオマスガス化発電施設に
おいて発電する電力が、平成40年6月まで固定価格で販売することが可能になるよう
だ。

ナノキャリア<%%%4571%%%>:395000円(同-25000円)
3日続落。同社のほか、タカラバイオ<%%%4974%%%>やUMN<%%%4585%%%>、カイオム<%%%4583%%%>など、
バイオ関連株が一斉安となっている。今週は明日以降に5社のIPOが予定されてお
り、直近で賑わいを見せていたバイオ関連株には換金売りが膨らむ状況のようだ。な
お、バイオ関連株の下落が重しとなり、マザーズ指数は約2%の逆行安に。