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2013年3月27日 フィスコ

ソフトバンクのけん引で権利落ち分を吸収(訂正)

 日経平均は小幅に上昇。5.03円高の12476.65円(出来高概算12億6000万株)で前場
の取引を終えている。S&P500指数が史上最高値目前に迫るなど、26日の米国株式市場
の上昇を好感。また、「日銀はデフレ脱却へ国債買い入れを拡大するため新たな購入
目標を設ける」との報道を手掛かりに為替市場では対ドル、対ユーロともに円安傾向
に。これら米株高に加えて、円安と大胆な金融緩和期待を背景に日経平均は小幅に上
昇して始まった。3月期決算企業の権利落ち日となるが、影響度は日経平均でおよそ
89円となるため、権利落ち分を吸収する格好に。
 寄り付き直後には一時12502.26円と12500円を回復する局面もみられたが、その後
は前日終値を挟んでのこう着が続いている。指数インパクトの大きいソフトバンク
<%%%9984%%%>が一時7%超の上昇をみせており、日経平均をけん引。売買代金でも東証1部で
トップとなっている。そのほか、ゴム製品や不動産、その他金融、倉庫運輸、鉱業、
鉄鋼が堅調。
 米国株高に加えて、日銀の金融政策への期待が押し目買い意欲を高めている。三井
不<%%%8801%%%>が買い気配からのスタートとなるなど、不動産が軒並み強い値動きをみせて
いる。足元では過熱感などから投資判断の引き下げなどがみられていたことを考慮す
れば、政策期待は相当大きいであろう。
 また、ソフトバンク<%%%9984%%%>が日経平均をけん引する格好となっている。連日の昨年
来高値更新によって短期資金の回転も利いており、同社を横目で睨みながらの相場展
開に。そのほか、本日東証1部に新規上場したタマホーム<%%%1419%%%>の初値は、公募・売
り出し価格の980円を73%上回る1700円だった。個人の需給状況も良好であり、再投
資への思惑にもつながろう。
 一方、TOPIXは前日比0.11pt安となっている。権利落ち分は9pt程度であるため、
プラスに転じることが出来るかが注目される。日経平均、TOPIXともに大引けでプラ
スとなれば、来週の日銀の金融政策決定会合に向けた一段の上昇が期待されてくる。
(村瀬智一)