最新株式ニュース
2013年4月12日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~資金集中で電力株が軒並み急騰

12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・電力、海運など値動きの軽さに着目した短期資金が中心
・ドル・円は99円56銭付近、ポジション調整的なドル売り・円買いは概ね一巡

・電力株が軒並み急騰、新興不動産や直近IPO関連の一角にも資金

■電力、海運など値動きの軽さに着目した短期資金が中心

日経平均は反落。108.72円安の13440.44円(出来高概算25億3000万株)で前場の取引
を終えた。日経平均は小幅に続伸して始まった後に下げに転じている。オプションSQ
に絡んだ商いでは225型で差し引き10万株程度の買い越しとなり、SQ値は概算で
13608.19円と日経平均を押し上げる要因に。しかし、SQの需給通過後は下げに転じる
銘柄が相次いでおり、日経平均は寄り付きを高値にじりじりと下げる展開に。


売買代金上位では値下がり銘柄が目立っており、ファーストリテイリング<%%%9983%%%>、ト
ヨタ<%%%7203%%%>、ソフトバンク<%%%9984%%%>、キヤノン<%%%7751%%%>、三井住友<%%%8316%%%>などが一服。一
方、三井不<%%%8801%%%>、三菱地所<%%%8802%%%>など不動産の一角が堅調。そのほか物色は、個人
主体による短期の値幅取りの流れが中心となり、中堅の海運株や電力株などが動意付
いている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の過半数を占めている。


主要不動産株の強い値動きが目立つ。クレディ・スイスでは不動産セクターの投資判
断を引き上げており、材料視されているようだ。その他金融や証券、輸送用機器など
が上げ一服となるなか、強いセクターへは資金が集中しやすいだろう。

また、週末要因もあって積極的には手掛けづらい局面のなか、海運や電力株が動意付
いている。寄り付きからの値上がり率をみても、九州電<%%%9508%%%>、北海電<%%%9509%%%>、関西
電<%%%9503%%%>、東北電<%%%9506%%%>、四国電<%%%9507%%%>などがずらりと並ぶ。そのほか、新興不動産
の一角や中堅海運株などであり、値動きの軽さに着目した短期資金が中心となりそう
だ。

■ドル・円は99円56銭付近、ポジション調整的なドル売り・円買いは概ね一巡


ドル・円は99円56銭付近で推移。日経平均株価の下げ幅は拡大したが、ある程度の株
安は織り込み済みとの声が聞かれており、ドル・円はやや下げ渋っている。ポジショ
ン調整的なドル売り・円買いは概ね一巡しており、新たな売買材料が提供されるまで
ドル・円は99円50銭前後でもみ合いを続ける可能性もある。

市場参加者の間では、午後の取引で日経平均株価の下げ幅が大幅に縮小した場合、ド
ル・円は99円80銭付近まで反発するのではないか、との見方が存在している。アジア
市場でドル安・円高が進行する可能性については依然として懐疑的な見方が多いよう
だ。

■今後のポイント

・日経平均株価の下げは織り込み済み→リスク回避的なドル売りは一巡
・ドル売りが拡大する可能性については懐疑的な見方が多い

12時20分時点のドル・円は99円56銭、ユーロ・円は130円67銭、ポンド・円は153円41
銭、豪ドル・円は105円13銭付近で推移。上海総合指数は、2220.15(前日比
+0.03%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・主力株中心に利益確定売り優勢で日経平均は弱含み
・電力株が軒並み急騰、新興不動産や直近IPO関連の一角にも資金
・値動きの軽い銘柄に資金が集中、後場も中小型株優位の展開か

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

16:00 菅官房長官、定例記者会見