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2013年5月21日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~太陽光エネルギー関連に短期資金が集中

21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・出遅れているテーマや銘柄への水準修正の動きが強まる
・ドル・円は102円48銭付近、短期筋などのドル売りは一段落
・三晃金<%%%1972%%%>、高島<%%%8007%%%>がストップ高、太陽光エネルギー関連に短期資金が集中


■出遅れているテーマや銘柄への水準修正の動きが強まる

日経平均は前日終値を挟んでのこう着。8.32円高の15369.13円(出来高概算35億3000
万株)で前場の取引を終えた。週明けの米国市場の下げや為替市場での円安一服を背
景に、利益確定の売りが先行し、日経平均は寄り付き直後に一時15264.42円まで下
落。しかし、その後、円相場が円安に振れると、利益確定に押されていた主力銘柄に
切り返す動きがみられ、日経平均もプラスレンジを回復する局面をみせている。


セクターでは鉄鋼、石油石炭、空運、鉱業、卸売、海運などが堅調。一方で、食料
品、銀行、通信、不動産が下げている。また、東証1部の騰落銘柄は値上がり値下が
り数がほぼ拮抗。規模別指数は小型株指数が小安い半面、大型、中型株指数がプラス
で推移。

テーマ株物色が強まっており、経産省が再生可能エネルギーの導入を促すため、住宅
の屋根を借りて太陽光パネルを設置する企業に低利融資する新たな制度をつくるとの
報道を受けて、太陽光関連にはストップ高銘柄が相次いでいる。そのほか、三菱自
<%%%7211%%%>など個別の材料を手掛かりに、値幅取り狙いの動きが活発だった。


昨日の原発、シェールガス関連物色に続いて、今日は太陽光関連銘柄への物色が強ま
っている。ストップ高をつける銘柄が相次いでおり、これが他の関連銘柄への思惑買
いにつながる好循環となっている。材料としてはストップ高が相次ぐまでの材料では
ないとみられるが、昨年11月からの上昇相場によって、個人投資家の需給は相当良好
と考えられる。

また、昨日の原発関連などにもストップ高をつける銘柄が相次いだが、材料があると
はいえ、共通面では相対的に出遅れている銘柄であること。全体相場が底上げの動き
をみせており、物色の圏外に置かれがちだったテーマや長期低迷が続いていた銘柄な
どには修正リバウンドの流れが意識されてきているようだ。

また、先高感の強い相場展開が続くなか、買い遅れた投資家なども、割安感のある銘
柄や株価水準で出遅れている銘柄への物色を強めやすいであろう。ただ、三菱自
<%%%7211%%%>の20%超の上昇、出来高5億株超をみると、さすがにバブルが意識されてく
る。

■ドル・円は102円48銭付近、短期筋などのドル売りは一段落

ドル・円は102円48銭付近で推移。日経平均がプラス圏に切り返しており、リスク回
避的な円買い・ドル売りが拡大する状況ではないとみられている。米量的緩和策の早
期縮小への期待は残されており、短期筋などのドル売りは一段落。102円20銭付近と
102円00銭付近には個人投資家、短期筋のドル買いオーダーが入っており、ドル・円
を下支えしている。

■今後のポイント

・バーナンキFRB議長は米量的緩和策の早期縮小を明確にしないとの思惑でドル下げ
渋り
・102円20銭以下に短期筋などのドル買いオーダー→ドル相場の下支え要因に


12時19分時点のドル・円は102円48銭、ユーロ・円は132円10銭、ポンド・円は156円
28銭、豪ドル・円は100円43銭付近で推移。上海総合指数は、2292.49(前日比-
0.33%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・売り一巡後はドル・円が円安方面に振れたこと、旺盛な買い意欲からプラス転換

・三晃金<%%%1972%%%>、高島<%%%8007%%%>がストップ高、太陽光エネルギー関連に短期資金が集中

・後場も再生可能エネルギー関連全般に関心が向かいやすい

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:30 SMBC日興証券、日本経済見通し(東証)
13:00 大和総研、日本経済予測について(東証)
13:30 特定サービス産業動態統計(3月確報、経済産業省)
13:30 全産業活動指数(3月、経済産業省)
14:00 日本銀行、政策委員会・金融政策決定会合(22日まで)
14:00 全国スーパー売上高(4月、日本チェーンストア協会)

<海外>

15:00 独・生産者物価指数(4月)