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2013年6月10日 フィスコ

金融政策決定会合の結果でもう一段高も

 日経平均は大幅に反発。636.67円高の13514.20円(出来高概算32億5000万株)と、
今年最大の上げ幅を記録して取引を終えている。5月の米雇用統計の発表を好感した7
日の米国株式市場の上昇が好感され、幅広い銘柄が買い気配から始まった。寄り付き
直後に13340.94円まで上げ幅を広げた後は、13300円を下回っての推移が続いていた
が、後場に入ると断続的なインデックス買いによって上げ幅を広げており、高値で引
けている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1670と全体の97%を占める全面高
に。セクターでは東証33業種全てが上昇した。
 ただし、東証1部の出来高は8営業日ぶりの30億株台、売買代金については2兆5760
億円と5月7日以来、約1ヶ月ぶりに3兆円を下回っている。インデックスに絡んだ商い
が指値の薄いところを駆け上がった状況であり、週末に先物・オプションSQを控えて
いることもあって、引き続き先物の動向には注視する必要がありそうだ。
 また、日経平均は13500円を回復したが、ボリンジャーバンドの-1σレベルを回復
しており、テクニカルリバウンドでは短期的に達成感もある。また、全面高ではある
が、ようやく5日線レベルを回復している銘柄も少なくない。もう一段の上昇がない
とシコリを残す可能性もあり、やや慎重スタンスにも。
 一段の上昇の手掛かり材料となるのが、明日の日銀金融政策決定会合の結果であろ
う。年内の買い入れ目標額に近づいている不動産投資信託(J-REIT)の購入枠につい
ては据え置く方針と一部で伝えられている。失望は織り込まれている分、増額などの
ポジティブ・サプライズへの反応は大きいだろう。
(村瀬智一)