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2013年6月13日 フィスコ

異次元緩和後の上昇部分帳消しで仕切り直しのスタンスに

 日経平均は大幅に下落。843.94円安の12445.38円(出来高概算32億6000万株)で取
引を終えた。米国の量的緩和政策の縮小懸念や長期金利の高止まり、円相場の急伸、
欧州ではギリシャ懸念が再燃するなど、リスクオフのなかで下げ幅を拡大させた。
13100円を割り込んで始まった日経平均は、前場に12400円割れ寸前まで下落。後場に
入り12700円台に下げ幅を縮める局面もみられたが、円相場が1ドル93円台に突入する
なか、大引けにかけて再び下げ幅を拡大させており、異次元緩和後の上げ幅を帳消し
にした。
 東証1部の売買代金は4日連続で3兆円を下回っており、明日の先物・オプションSQ
を控え積極的な売買は限られていたとみられる。参加者が限られるなか、先物主導に
よる断続的なインデックス売りが、指値状況の薄い中で株価を押し下げたようであ
る。一方、低位材料株の一角やバイオ関連やIPO銘柄など、個人主体の銘柄は強い値
動きが目立った。海外勢とみられる売りの影響から日経平均はトレンドを悪化させて
いるが、インデックス売りの影響を受けづらい銘柄などには資金が向かっているよう
である。
 イレギュラー的な価格形成となるなか、先物・オプションSQ通過で落ち着きをみせ
てくるかが注目されるところである。また、異次元緩和後の上昇部分を帳消しにした
ことで、改めて仕切り直しとしてのスタンスに立てそうである。まずは、底打ちを見
極めたいところであり、それまでは低位材料株や中小型株で値幅取りが中心に。
(村瀬智一)