原宿投資研究所
【第78回】 2013年6月21日 ザイ・オンライン編集部

5.23ショックがありながら3倍になった銘柄も!
直近1カ月の株価上昇率上位の株とは?

5月21日~6月21日株価上昇率上位銘柄発表

全体市場は調整が続いているが、上がっている株も

 バーナンキFRB議長の発言が引き金となった5.23ショックからほぼ1カ月。世界の株式市場にまたも激震が走った。米国の大幅金融緩和が年内にも縮小されるのではという観測から、6月20日のニューヨーク市場は前日比2.28%安、353.87ドルと今年最大の下げ幅となった。

 これを受けて、6月21日の東京市場も前日比マイナスでスタート。午前9時29分には1万2702.67円まで下落した。

日経平均株価 2013年3月21日~6月21日前場 チャート提供:株マップ,con

 6月17日には1万3000円を回復、大規模な調整もようやく終了かという思われた矢先だっただけに、今回の下げでますます投資意欲を失った投資家も多いことだろう。6月21日は後場に大きく切り返して前日比215円高で終わったが、不安定感の払拭までには至っておらず、「まだまだ日本株は買えないな」と思っている投資家も多いことだろう。

 でもちょっと待ってほしい。実は全体相場は伸び悩んでいても、この1カ月で大きく値を上げている銘柄がけっこうあるのだ。なかには3倍、2倍といった大化け株も。今回はそんな銘柄をざっくりご紹介しよう!

発表! 1カ月の上昇率ベスト30位

 東証1部2部マザーズ、大証1部2部、およびジャスダックに上場する3413銘柄に関して、5月21日の終値と本日(6月21日)前場引け値を比べ、騰落率を調べてみた。

 その結果、5月21日の終値よりも6月21日前場引け値のほうが高かった銘柄は160

 3400社以上の中で160社というのは確かに少ないが、注目していただきたいのは、今回の上昇率ランキングの起点となった株価が5月21日のものであるという点。つまり、まだ世界の株価が安定的に上昇していた時点の株価なのだ。

 この点からすれば、今回の160社はかなり価値があるといえるのではないだろうか。そのうちの上位30社のリストがこちら。

 1位のユナイテッド(2497)は、いわゆるネット関連。スマートフォンの壁紙やアイコンのきせかえができるアプリ『CocoPPa』が若い女性に支持されている。現在までに800万ダウンロードを達成しているが、このうち9割が海外となっている。日本のサブカルチャーをウェブサイトで紹介して人気の米国デトロイトの会社、Tokyo Otaku Modeとのコラボで火が付いた。

 続く2位はCAD/CAMシステムの開発を手がけるC&Gシステムズ(6633)CAD/CAMシステムの開発を手がける。いま話題のテーマ、3Dプリンタ関連という位置づけだ。以下、神戸製鋼所(5406)の子会社で水処理や廃棄物処理装置を製造する神鋼環境ソリューション(6299)、バイオ専門商社のコスモ・バイオ(3386)と続く。

 この30社のうち、東証1部銘柄はちょうど3分の1の10社。残りはジャスダック(12社)、マザーズ(4社)、東証2部(3社)、大証2部(1社)と、新興市場銘柄が過半数を占めている。