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2014年6月6日 フィスコ

前場に注目すべき3つのポイント~GPIFへの思惑、中小型株への循環物色は継続か

6日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:高ROEの中小型株への循環物色を意識
■外資系証券の注文動向:差し引き830万株の売り越し
■前場の注目材料:国内ロボット市場、2035年に9兆7000億円を超える見通し


■高ROEの中小型株への循環物色を意識

☆日経225想定レンジ:上限15200円-下限15100円

6日の東京市場は底堅い相場展開が続きそうである。5日の米国市場では欧州中銀
(ECB)理事会でマイナス金利などの追加緩和を決定したことが好感され、NYダウ、
S&P500は最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の15160円とな
り、これにサヤ寄せする格好から買い先行の展開になろう。

ただし、ECBの追加緩和については予想されていたこともあり、織り込み済みのとこ
ろがある。また、米国では5月の雇用統計の発表を控えているため、積極的に上値は
追いづらく、反対にポジション調整的な流れになりやすいとみられる。そのため、日
経平均はシカゴ先物にサヤ寄せ後は、4月3日戻り高値(15164.39円)水準での攻防と
いったところか。

一方で、下を売り込む流れにもならず押し目買い意欲は強い。安倍首相は年金積立金
管理運用独立行政法人(GPIF)の資産運用の見直しを前倒しするよう田村厚労相に指
示していたことが明らかになった、と報じられている。GPIFへの思惑が高まりやす
く、高ROE銘柄などへの押し目買いに向かわせよう。

物色としては、引き続きソフトバンク<%%%9984%%%>、ミクシィ<%%%2121%%%>辺りに関心が集まりや
すいほか、個人主体による材料株への物色が続くことになろう。また、テーマ性のあ
る銘柄のほか、GPIFへの思惑から出遅れ感があって高ROEの中小型株への循環物色を
意識しておきたい。

■外資系証券の注文動向:差し引き830万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1590万株、買い760万株、差し引き830万
株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月30日(金):250万株の買い越し
6月2日(月):320万株の買い越し
6月3日(火):2220万株の買い越し
6月4日(水):570万株の買い越し
6月5日(木):260万株の買い越し

■前場の注目材料

・ECBの追加緩和などを受けてNYダウ、S&P500が最高値を更新
・安倍首相、GPIFの株比率引き上げを9-10月に前倒し指示
・国内ロボット市場、2035年に9兆7000億円を超える見通し

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 5月上中旬分貿易統計
08:50 5月日銀対政府取引