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2014年9月10日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~直近IPO銘柄の一角に短期資金が向かう

10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・市場のムードは悪く感じられるが、押し目拾いのスタンスは継続
・ドル・円は106円26銭付近、米国早期利上げ観測で堅調推移
・ジャパンインベストメントアドバイザー<%%%7172%%%>の上場を控え、直近IPO銘柄の一角
に資金

■市場のムードは悪く感じられるが、押し目拾いのスタンスは継続

日経平均は反落。55.82円安の15693.33円(出来高概算9億5000万株)で前場の取引を
終えた。9日の米国市場では、連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が再燃している
ほか、大手行への資本規制を一段と強化するとの観測が嫌気され、金融セクターを中
心に売りが先行。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の15670円となり、これに
サヤ寄せする格好から始まった。ただし、円相場は1ドル106円台で推移するなど円安
基調が続く中で下を売り込む流れにはならず、日経平均は40円程度の狭いレンジ取引
が続いている。

セクターでは電力ガス、ゴム製品、石油石炭、銀行、卸売、保険、空運、輸送用機器
などがしっかり。一方で、非鉄金属が2%超の下落となったほか、建設、海運、ガラ
ス土石、その他金融、倉庫運輸などが冴えない。規模別指数は大型株指数のみがプラ
ス。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。

日経平均は5日線のほか、ボリンジャーバンドの+1σ水準でのこう着となっている。
セクターでは非鉄金属や建設などの弱さが目立っているほか、ソフトバンク<%%%9984%%%>、
ファーストリテ<%%%9983%%%>が重しとなる半面、KDDI<%%%9433%%%>、花王<%%%4452%%%>、アルプス
<%%%6770%%%>、三菱商<%%%8058%%%>、トヨタ自<%%%7203%%%>などが下支えに。

週末に先物オプションSQを控えているが、SQ週の水曜日は下げるとのアノマリー。メ
リルリンチの大規模セミナー開催によって機関投資家の参加も限られているとみられ
るなか、積極的な売買は手控えられやすいだろう。その中で、個人主体による利益確
定の流れが強まっており、日経平均のこう着以上に、市場のムードは悪く感じられて
いる。とはいえ、ミクシィ<%%%2121%%%>などの弱い値動きについては、8月半ば以降から資
金シフトがみられていた。建設の弱い動きについても、これまで大きな調整もなく上
昇していたことから、当然の一服といったところだろう。不安定な状況下ではある
が、押し目拾いのスタンスは続けたい。

■ドル・円は106円26銭付近、米国早期利上げ観測で堅調推移

ドル・円は106円26銭付近で推移。ドル・円は、米国連邦準備理事会(FRB)の早期利
上げ観測が高まったことで堅調推移だが、東京株式市場が上げ渋る展開となっている
ことで上値は限定的。ユーロ・ドルは、1.2927ドルから1.2950ドルで推移。ウクライ
ナ情勢への警戒感から動意に乏しい展開。ユーロ・円は、137円36銭から137円54銭で
推移。

12時20分時点のドル・円は106円26銭、ユーロ・円は137円44銭、ポンド・円は171円
31銭、豪ドル・円は97円45銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・米国株安を受けて日経平均は利食い先行、大型株の上昇が下支えにも
・ジャパンインベストメントアドバイザー<%%%7172%%%>の上場を控え、直近IPO銘柄の一角
に資金
・全体相場は手掛けづらい状況が続く、直近IPO銘柄など値動きの軽い銘柄での値幅
取り

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 岩田日銀副総裁会見

<海外>

16:00 トルコ・4-6月期国内総生産(前年比予想:+3.0%、1-3月期:+4.4%)