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2015年4月7日 フィスコ

3月31日の大陰線を完全に吸収

 日経平均は大幅に反発。242.56円高の19640.54円(出来高概算20億9000万株)で取引
を終えた。6日の米国市場は、予想を大きく下回った雇用統計を嫌気して始まったもの
の、その後は早期利上げ観測が後退するとの見方から切り返しをみせている。また、原
油先物相場は、2カ月ぶりの大幅高となったことも支援材料となった。シカゴ日経225先
物清算値は大阪比190円高の19580円となり、これにさや寄せする格好からのスタートと
なった。
 19500円を回復して始まった日経平均は、その後も上げ幅を広げ、後場寄り付き直後
には19667.48円をつけている。これにより3月31日の大陰線を完全に吸収した。米雇用
統計が通過材料となるなか、投信設定による買いなども観測されているようである。日
銀の金融政策決定会合への期待感もあったとみられる。
 金融政策決定会合については、先日の3月の短観で業況判断指数(DI)がコンセンサ
スを下回ったこともあり、市場反応としては追加の緩和期待への思惑が高まりやすい。
そのため、現状維持となれば利益確定につながりやすい。また、米国では早期利上げ観
測の後退から切り返しているが、NYダウは25日線が上値抵抗として意識されている。こ
れをクリアできないと、反動安の影響が出やすい。
 もっとも3月31日の大陰線を吸収したことにより、需給懸念は払拭。年金積立金管理
運用独立行政法人(GPIF)への思惑なども高まりやすく、利食いの局面では押し目買い
の動きが強まりそうだ。目先のターゲットは3月23日高値の19778円と、ボリンジャーバ
ンドの+2σが位置する19935円辺りとなり、2万円大台が再び意識されてきている。
(村瀬智一)