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2015年4月10日 フィスコ

前場に注目すべき3つのポイント~ファーストリテ決算は市場コンセンサスを上振れ

10日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:2万円到達で達成感も、押し目待ちに押し目なしの状況意識

■外資系証券の注文動向:差し引き480万株の買い越し
■前場の注目材料:市場コンセンサス上振れ決算を発表したファーストリテ<%%%9983%%%>が
指数を押し上げへ

■2万円到達で達成感も、押し目待ちに押し目なしの状況意識

10日の東京市場は堅調な展開が見込まれ、日経平均は15年ぶりに2万円の大台を回復
することになろう。9日の米国市場では引き続き早期利上げ観測の後退が材料視され
たほか、欧州市場の上昇が好感された。また、原油価格の上昇を受けて、エネルギー
関連株は上げを主導した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比165円高の20085円とな
り、これにさや寄せする格好から、2万円回復が見込まれる。

9日大引け後に上方修正を発表したファーストリテ<%%%9983%%%>は、ADR(米国預託証券)で
1231円高の49731円(+2.54%)となった。ファーストリテがこれにさや寄せする格好
だと日経平均を48円程度押し上げる格好になるため、同社の動向が注目されそうだ。
また、本日はオプション特別清算指数算出(SQ)となる。SQ値が2万円を上回って決
まる可能性があり、これが上値抵抗となるのか、支持線となるのかで、その後の市場
のムードも大きく変わりそうである。

なお、市場参加者の見方などをみると、2万円到達で達成感が強まるとみている参加
者が大勢のようにみられる。バブルを警戒する向きや過熱警戒感から利益確定の売り
が強まる可能性もありそうだ。しかし、これまでの動きをみても戻り局面で利益確定
の動きは出ている半面、先高期待が強いなかでも積極的に上値を買っている動きもな
い。年金資金が主体となるなかで、官製相場による株価のゆがみを警戒する声も聞か
れるなか、買い方の利食いが進むことによって、反対に需給は軽くなっているだろ
う。

いったんは2万円で達成感も出たとしても、より押し目買い意欲が強まるとみられ、
押し目待ちに押し目なしの状況を意識しておく必要もありそうだ。物色はファースト
リテが強い値動きを続けてくるようだと、小売セクターへの波及に。そのほか、2万
円回復で達成感が強まるようだと、相対的に出遅れている銘柄や低位材料株の水準訂
正を狙った動きが強まりやすいだろう。

■外資系証券の注文動向:差し引き480万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1000万株、買い1480万株、差し引き480万
株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

4月3日(金):150万株の売り越し
4月6日(月):10万株の買い越し
4月7日(火):60万株の売り越し
4月8日(水):120万株の買い越し
4月9日(木):90万株の買い越し

■前場の注目材料

・市場コンセンサス上振れ決算を発表したファーストリテ<%%%9983%%%>が指数を押し上げへ

・4月第1週の外国人投資家による日本株買い越し額は今年最大
・都心のオフィス空室率、低下ペースが鈍化

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:30 閣議後、閣僚会見予定

<海外>

10:30 豪・2月住宅ローン(前月比予想:+3.0%、1月:-3.5%)
10:30 中国・3月消費者物価指数(前年比予想:+1.3%、2月:+1.4%)

10:30 中国・3月生産者物価指数(前年比予想:-4.8%、2月:-4.8%)