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2015年6月8日 フィスコ

米雇用統計を受けたドル高・円安が追い風に

 8日の東京市場は買い先行の展開になりそうだ。5日の米雇用統計の結果を受けた、利
上げの時期に対する思惑等が相場の変動要因になるが、失業率は前の月より僅かに悪化
したが、市場が注目する農業分野以外の就業者数は前月比28万人増と市場予想平均の20
万人を大幅に上回って増加した。
 堅調な米雇用統計で雇用市場の改善が示されたことから、為替市場ではドルは全面高
となり、円相場はNY時間で一時1ドル125円80銭レベルに。シカゴ日経225先物清算値は
大阪比120円高の20580円となり、週明けの日経平均はこれにさや寄せする格好からのス
タートになろう。

 ただし、テクニカル的には短期的に調整入りが意識されるところ。シカゴ先物にさや
寄せする格好で上昇を見込むが、20400-20650円処のボックスを抜け切れないと、こう
着感の強い相場展開が続きやすい。週末には6月の先物オプション特別清算指数算出
(メジャーSQ)を迎えるため、手掛けづらさもありそうだ。

 物色は個人主体による材料株に向かいやすい。韓国のMERS感染拡大を背景に、感染症
対策、訪日旅行客がより増えるとの見方もあり、インバウンド関連に注目。また、16年
夏に日本で開催される主要国首脳会議(サミット)を三重県志摩市で開催すると決定し
たことから、三重関連。さらに、米アップルの2015年の世界開発者会議(WWDC)が開催さ
れることから、アップル関連等も注目されよう。