最新株式ニュース
2015年7月10日 フィスコ

ここからの一段高には市場機能の正常化が必要

 10日の東京市場は外部環境を睨みながらの相場展開が続きそうである。一先ず当局の
株価対策による効果が表れつつある中国市場の動向が引き続き注目される。また、ギリ
シャ政府は、支援の前提となる年金改革などを含む構造改革案を提出した。12日のユー
ロ圏首脳会議で受け入れられるかが焦点となる中、期待感が高まる可能性がある。
 しかし、直近の荒い値動きによって需給面での不安もある。日経平均は僅か2日間で
一時1200円を超える下落をみせ、昨日は19100円台まで下げた後に19800円台まで急回復
をみせた。超短期的なリバウンドに対しては一気に達成感が意識されやすく、ここから
の一段高には市場機能の正常化が必要。

 中国に関しては市場機能の正常化をしばらく見極める必要があるほか、ギリシャにつ
いては過度な期待感からのポジションは取りづらいところ。短期的なショートポジショ
ンはクローズしておきたいところだが、積極的なロングポジションの積み増しは期待し
づらい。

 そのため物色はイレギュラー的に売られた業績等に安心感のある銘柄のリバウンドを
意識したい。また、小売企業などの決算が本格化してきており、決算内容を手掛かりと
した個別物色が強まりやすいだろう。