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2015年11月27日 フィスコ

補正上積みへの思惑から改めて2万円を意識したスタンスに

 日経平均は下落。49.53円安の19894.88円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を
終えた。26日の米国市場は感謝祭の祝日で休場だったが、欧州市場の落ち着きなどもあ
って、シカゴ日経225先物は時間外で2万円を回復。海外勢のフローが減少しており、参
加者が限られる中ではあるが、シカゴ先物にさや寄せする格好から始まった。ただし、
寄り付きは19994.05円と戻り高値を更新するも僅かに2万円には届かず、その後は次第
に利益確定の流れとなった。
 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めてい
る。セクターでは海運、鉱業、非鉄、鉄鋼、倉庫運輸が上昇する半面、空運、電力ガ
ス、その他製品、パルプ紙、ガラス土石が冴えない。指数インパクトの大きいところで
はファーストリテ<%%%9983%%%>、東エレク<%%%8035%%%>、ソフトバンクグ<%%%9984%%%>が上昇。一方で、フ
ァナック<%%%6954%%%>が重石となっている。
 日経平均は節目の2万円に届かず、薄商いの中を先物主導のインデックスに絡んだ売
りから下げに転じている。もっとも、2万円が目先的なターゲットとして意識されてい
ることもあり、この水準での上値の重さを嫌気した流れではないだろう。反対に下値の
堅さが意識されており、押し目買い意欲の強さが意識される。
 なお、政府は首相官邸で行政改革推進会議を開き、安倍首相は予算編成の反映を指示
した。一億総活躍社会に向けた対策や、環太平洋経済連携協定(TPP)への思惑等もあ
り、補正予算の上積みへの期待感から、日経平均は改めて2万円を意識したスタンスに
なりそうである。
(村瀬智一)