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2016年2月23日 フィスコ

追加緩和への催促相場的な動きも出やすい

 日経平均は小幅に上昇。15.39円高の16126.44円(出来高概算11億6000万株)で前場
の取引を終えた。資源価格の回復が好感され、アジア・欧州株がほぼ全面高となった流
れを受け、22日の米国市場ではNYダウが220ドルを超す上昇となった。シカゴ225先物清
算値は大阪比90円高の16160円だったが、これを上回ってのスタートに。その後も上げ
幅を広げると、一時16350.38円まで上昇する場面をみせている。
 しかし、為替市場ではドル円が1ドル112円割れ寸前まで円高に振れたほか、長期金利
がマイナス0.020%と2月10日以来の低水準で推移する中、戻り待ちの売りに押される格
好から日経平均は下げに転じる場面もみられた。結局、前引けでは小幅にプラスで終え
たが、東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が6割を占めている。
 セクターでは鉄鋼、非鉄金属、鉱業、海運、石油石炭といった資源・素材関連が上
昇。一方で、水産農林、食料品、証券、不動産、建設、小売、情報通信が冴えない。指
数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクグ<%%%9984%%%>、ファーストリテ<%%%9983%%%>、フ
ァナック<%%%6954%%%>、京セラ<%%%6971%%%>などが日経平均を支えている。
 日経平均の16000円近辺でのこう着は想定内だろうが、朝方に16350円までのリバウン
ドをみせてしまったことで、その後の円高などを嫌気した下げにより、手掛けづらさが
意識される。規模別指数では小型株指数の弱さが目立っており、足元で大きく上昇して
いた銘柄等が急速に値を消しており、様子見ムードも高まりそうである。
 そのため、中小型株への物色にも慎重になりやすく、堅調な動きをみせているソフト
バンクグ<%%%9984%%%>辺りに短期筋の資金も向かいやすいだろう。為替市場での円高傾向、長
期金利の低下といった流れの中では、3月の追加緩和への催促相場的な動きも出やすい
と考えられる。
(村瀬 智一)