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2016年5月13日 フィスコ

後場に注目すべき3つのポイント~上値を買い上がる需給は期待しづらい

13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・上値を買い上がる需給は期待しづらい
・ドル・円は108円77銭付近、ドル弱含み、日本株にらみの展開
・ベネッセ、日本電産など5社のレーティング格下げ


■上値を買い上がる需給は期待しづらい

日経平均は反落。179.70円安の16466.64円(出来高概算13億株)で前場の取引を終え
ている。日経平均は16800円を回復して始まった。米国市場はまちまちであったが、
オプションSQに絡んだインデックス買いが影響したとみられる。ただ、これにより寄
付きが高値となり、その後は下げに転じると、下落幅は一時200円を超える場面もみ
せている。

この流れにより為替相場は1ドル108円85銭辺りと、やや円高に振れている。東証1部
の騰落銘柄は値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。規模別指数
は大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの下落。セクターでは鉱業、その他金融、
ゴム製品、非鉄金属、証券、金属、情報通信の弱さが目立つ。一方で上昇は、その他
製品のみだった。

オプションSQに絡んだ商いが、大幅な買い越しとなったことが想定外となった。日経
平均は16800円を回復して始まったものの、決算ピークとなる中では、さらに上値を
買い上がる需給は期待しづらいところである。SQに絡んだ需給が通過してしまえば、
週末要因もあって方向感が掴みづらい。

また、チャート形状では一目均衡表の雲を上放れて始まったものの、その後は雲上限
を割り込んできており、雲下限に接近している。薄い雲であるため再び雲を上放れて
くる可能性があるが、来週にはこの雲がねじれを起こしてくるため、トレンドを見極
めたいところであろう。もっとも、決算が通過することから、次第にアク抜けを意識
した見直しの流れに向かう可能性はある。


(株式部長 村瀬智一)



■ドル・円は108円77銭付近、ドル弱含み、日本株にらみの展開

13日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含む展開となった。前日に続き日経平均株
価に連動した値動き。

ドル・円は、日経平均株価のマイナス圏転落を受け109円14銭から一時108円73銭まで
値を下げた。前日に続き、材料難のなか消去法的に株価が手がかりとなった。ただ、
108円台後半のドル買い意欲は残されており、ドルの下値は堅そうだ。

足元では、中国本土株はプラス圏で推移しているものの不安定な値動きで、ドル買い
材料にはなりにくい。一方で、ランチタイムの日経平均先物は下げ渋っており、ドル
は午後の取引でも下値の堅い値動きとなろう。

ここまでドル・円は108円73銭から109円14銭、ユーロ・ドルは1.1367ドルから1.1380
ドル、ユーロ・円は123円70銭から124円13銭で推移した。

12時26分時点のドル・円は108円77銭、ユーロ・円は123円73銭、ポンド・円は157円
03銭、豪ドル・円は79円44銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・値下がり寄与トップはKDDI<%%%9433%%%>、2位はソフトバンクG<%%%9984%%%>、2銘柄で日経平均
を約50円押し下げ
・ベネッセ<%%%9783%%%>、日本電産<%%%6594%%%>など5社のレーティング格下げ
・菅官房長官「日米首脳会談の日程は決定していない」



☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・12:30 黒田日銀総裁講演
・13:30 3月第3次産業活動指数(前月比予想:-0.2%、2月:-0.1%)

<海外>
・15:00 独・1-3月期GDP速報値(前年比予想:+1.2%、10-12月期:+2.1%)

・15:00 独・4月消費者物価指数改定値(前年比予想:-0.1%、速報値:+0.1%)