第89回
視野
西村ヤスロウ
美人は目がきれいだ。これはよく聞く話だ。視力という意味ではなく、美人の目の良さには感心させられることが多い。この目の良さとは、「よく見てい…
2010.12.20
『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。
第89回
西村ヤスロウ
美人は目がきれいだ。これはよく聞く話だ。視力という意味ではなく、美人の目の良さには感心させられることが多い。この目の良さとは、「よく見てい…
2010.12.20
第88回
西村ヤスロウ
ドアは不思議だ。ただの物体なのに、美人を知っている。美人と相性がいい。ドアは美人を引き立てる。
2010.12.7
第87回
西村ヤスロウ
他人に親切にされると「優しい」と思う。その優しさは人との関係をよくするし、優しい人が多い社会はやっぱり気持いい。
2010.11.22
第86回
西村ヤスロウ
役所、銀行、病院などどうしても順番待ちをしなければならない場面がある。待つことが好きな人間は少ないので、早く自分の番号が来るとうれしい。そ…
2010.11.15
第85回
西村ヤスロウ
熱すぎるお茶やコーヒーを飲んだら、大きな口を開けながら顔をゆがめる。誰でもそんなことをしたことはあるだろうが、その熱気とともに「美人のもと…
2010.11.8
第84回
西村ヤスロウ
美人が着ているものは、カラダになじんでいると思うことが多い。ポケットは便利だ。すぐ使う小物がそっと携帯できる。いちいちバッグを開けなくてい…
2010.11.1
第83回
西村ヤスロウ
場の雰囲気をよくしてくれる美人。そんな美人は楽しい会合に呼ばれやすい。何かにつけ誘われやすい。美人はつかまりにくいという話を聞くのはそのた…
2010.10.25
第82回
西村ヤスロウ
誰でも服にシミをつくってしまった経験はある。食事中、油が飛んでしまったとか、思いがけず飲み物をこぼしてしまったとか。麺を食べるときはどうし…
2010.10.18
第81回
西村ヤスロウ
アパートやマンションで、騒音に悩む人は多い。周辺の道路や工事などでの騒音も困りものだが、隣人の立てる音も気になるものだ。騒音の主を確認する…
2010.10.4
第80回
西村ヤスロウ
美人にはオーラがあるという話がある。それが見えるのか。実際には見えないのに、オーラについて語ることができるし、何らかを感じるのだ。いったい…
2010.9.27
第79回
西村ヤスロウ
人は一日に何度蛇口をひねるのだろう。手を洗う。顔を洗う。食器を洗う。料理をする。入浴……。水とのつきあいは深い。美人は水との関係がいいよう…
2010.9.21
第78回
西村ヤスロウ
視角の外で他人が自分のことを見ていたり、こっそり近づいて きたりしても何となくわかることが多い。気配を感じるからである。美人はこの気配のつ…
2010.9.13
第77回
西村ヤスロウ
人間は1日に何回、モノをヒトに渡したり、受け取ったりするのだろう。たとえば、買い物。お金を渡したり、おつりを受け取ったり。美人はこの瞬間を…
2010.9.6
第76回
西村ヤスロウ
携帯電話の普及により、待ち合わせの風景はかなり変わった。「何時にどこ」ではなく「6時くらいに新宿で」と。友達との待ち合わせなら許されること…
2010.8.30
第75回
西村ヤスロウ
公衆電話が減った。かつては街のあちこちにあり、地元やよく行く場所ではどこに公衆電話があるかを覚えていたし、待ち合わせの場所でもあった。携帯…
2010.8.23
第74回
西村ヤスロウ
かつて三波春夫は「お客さまは神様です」と言っていた。この一言は商取引に大きな影響を与えているようだ。顧客主義を「お客さまは神様」だと解釈し…
2010.8.16
第73回
西村ヤスロウ
あちこちで非難されながらも、電車内で化粧をしている人は増えているように思う。ゆっくりと化粧する時間がないのだろう。電車での移動時間を有効活…
2010.8.9
第72回
西村ヤスロウ
お昼時、カフェテリアでは美人が際立つ。トレイを持って席まで運ぶ姿から差が出始める。その姿は同じように思われがちだが、かなり個人差がある。
2010.8.2
第71回
西村ヤスロウ
うれしいことがあると人は喜び、そして他人にも話したくなる。自分の中にしまっておけない。ついつい喜びを表現したくなる。とてもうれしいと自然と…
2010.7.26
第70回
西村ヤスロウ
文句を言っている人はどうして顔をしかめるのだろう。しかめる顔ばかりしていると美しさも失われていくかもしれない。そして、文句を言われた人の表…
2010.7.12