東芝の二の舞を避けるために取締役会で取り組むべきこと
渡部 幹
企業存続の危機に瀕している東芝は、多くの企業のマネジメント層に「わが社は大丈夫か?」と疑念を抱かせている。問題や不正の隠蔽など、間違った意…
2017.6.7
この連載の趣旨は、ビジネスマンのあなたが陥っている「ブラック」な状況から抜け出すための「心」を獲得するために、必要な知識と考え方を紹介することにある。社員を疲弊させる企業が台頭する日本社会では、「勝てない組織」が増えていく。実はその背景には、マクロ面から見た場合の制度的な理由がある一方、日本人の持つ国民性や心理もまた、重要な要因として存在する。そうした深いリサーチが、これまで企業社会の中でなされてきただろうか。本連載では、毎回世間で流行っているモノ、コト、現象、ニュースなどを題材として取り上げ、筆者が研究する「ニューロビジネス」的な思考をベースに、主に心理学や脳科学の視点から、その課題を論じていく。あなたは組織の「黒い心理学」を、解き明かすことができるか。
渡部 幹
企業存続の危機に瀕している東芝は、多くの企業のマネジメント層に「わが社は大丈夫か?」と疑念を抱かせている。問題や不正の隠蔽など、間違った意…
2017.6.7
渡部 幹
どの会社にも必ずある「暗黙の了解」。上司はこれを部下に求め、要求を守れば評価を上げたり、昇進させるなどの報酬を口約束したりする。しかし、し…
2017.5.24
渡部 幹
ノー残業デーを設けたり、社内強制消灯をするなど、残業削減に取り組む企業が増えている。しかし多くの場合、“隠れ残業”が増えているだけ。日本企…
2017.5.10
渡部 幹
かつてナチスドイツから迫害を受け、国民の「自由」に敏感なはずのフランスの大統領選挙で、極右候補・ルペン氏が決選投票に勝ち進んだ。なぜ「危険…
2017.4.26
渡部 幹
実際の罪状の冷静な検証なしに、朴前大統領を引きずり下ろした韓国や、検証結果を待たずにアサド政権が化学兵器を使用したと断定し、シリアにミサイ…
2017.4.12
渡部 幹
籠池氏の証人喚問での発言と、安倍首相の言い分が真っ向から食い違い、混迷状態が続く森友学園問題。誰かが嘘をついているのだろうが、こうした嘘を…
2017.3.29
渡部 幹
団塊の世代が元気で、それ以下の世代や、さらに若い世代に元気がないのはなぜか。経済的なゆとりが違うのはもちろんだが、実は心理的な不安が関係し…
2017.3.15
渡部 幹
マレーシアの若者たちが起業したベンチャーが、世界的に注目を集めている。単なるリサイクルを超えた「アップサイクル」を志向する彼らのアイデアの…
2017.3.1
渡部 幹
いきなり幸福の科学に出家し、芸能界を引退すると発表した清水富美加。さまざまな憶測が乱れ飛んでいるが、人材マネジメントの視点から見ると、電通…
2017.2.15
渡部 幹
最初は問題がなかったのに、年月が経つに連れて職場はブラック化していく。古くは松下幸之助が指摘し、学者の研究でも明らかになった傾向だ。特に日…
2017.2.1
渡部 幹
SNSは匿名性が高いため本音が吐かれやすく、「炎上」が起きやすい。だが中にはトランプ氏のように、匿名ではないにもかかわらずSNSで炎上を繰…
2017.1.18
渡部 幹
行き過ぎた残業による過労死の問題がクローズアップされているが、残業時間そのものだけを考えても解決にはならない。むしろ、人間関係などから生み…
2017.1.4
渡部 幹
ある外資系企業の研究所に赴任した新任所長が、たった2年で研究所を機能不全に陥れた。頭も良く、物腰も柔らかい所長なのに、「他人の気持ちが分か…
2016.12.21
渡部 幹
映画「ファンタスティック・ビースト」の公開を受けて、日本人のアマチュアイラストレーターが描いた1枚の絵が、英国人原作者の目に止まり、世界中…
2016.12.7
渡部 幹
米大統領選で「クリントン氏圧勝」を予測していた「選挙予測の神様」がいた。統計学を駆使し、過去の選挙ではおおむね予測を当ててきた「神様」が、…
2016.11.23
渡部 幹
今、世界で注目されている「マインドフルネス」。禅やヨガの実践を通じて、自分の身体や心の隅々にまで意識を行き渡らせることで、ストレスや疲労を…
2016.11.9
渡部 幹
「勝ち組中の勝ち組」とも言える電通女性社員の過労自殺は、日本中のビジネスパーソンに衝撃を与えた。有名企業だから、給料がいいから、という理由…
2016.10.26
渡部 幹
学期末、学校から一方的に評価をされた通信簿をもらう日本の通常の学校に対して、「国際バカロレアプログラム」を採用している学校は、まるで企業の…
2016.10.12
渡部 幹
日本に遅れること2ヵ月、マレーシアでも公開された『シン・ゴジラ』。大迫力のゴジラもさることながら、右往左往する国家の意思決定プロセスや、放…
2016.9.28
渡部 幹
教育費高騰が激しく、富裕層であっても夫婦共働きが当たり前なマレーシア。かの国では今、平日は子どもを他人に預けっぱなしにする育児スタイルが流…
2016.9.14