中国で民間投資が急減速した4つの理由
陳言
最近、中国では民間投資の増加速度が急減速している。その要因は実体経済の投資率の低迷、資金の金融市場への分流、政府投資の押しのけ効果、個人資…
2016.6.23
世界第2位の経済大国になった中国は、依然として猛烈なスピードで変化している。一方、中国にはウェブ系も含めると、何千というメディアが存在し、情報が溢れかえっている。北京在住の経済ジャーナリスト・陳言氏が玉石混交の情報の中から、中国の対外関係、多国籍企業、技術革新、中国の経済政策など日本経済や日本企業に影響を及ぼす情報を選りすぐり解説する。そこからは日本のメディアが伝える中国とは、違った姿が見えてくる。
陳言
最近、中国では民間投資の増加速度が急減速している。その要因は実体経済の投資率の低迷、資金の金融市場への分流、政府投資の押しのけ効果、個人資…
2016.6.23
陳言
IT、特にビッグデータに関する優位性はひとつもなかった貴州省。5月25日から省都・貴陽市で第2回ビッグデータ産業博覧会が開かれた。貴陽市の…
2016.6.9
陳言
この5月に起きた事件に中国の全国民の注目が集まっている。買春を疑われた若者が捜査中に死亡したというものだ。この悲劇の背景にある本当の悲劇は…
2016.5.26
陳言
中国行政機関の能率の悪さは驚くべきものがある。例えば、国家商標局が7ヵ月間で一度も商標登録証を発行しなかったことへの言い訳は「商標登録証用…
2016.5.12
陳言
李克強首相は、市場化による債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ、DES)を通じて、企業のレバレッジ(負債比率)を低下させることができ…
2016.4.28
陳言
昨年11月1日、中国株式市場で「謎の相場師」と呼ばれた男・徐翔が、インサイダー取引や株価操作などの疑いで逮捕された。彼の栄枯盛衰物語からは…
2016.4.14
陳言
今年の中国国会では、軍事費の伸び率が関心重点事項の一つとなっていた。「20%増もあり得る」とした外国メディアの予想に反し、結果は7.6%と…
2016.3.31
陳言
2月に中国で発表された「胡潤世界富豪ランキング」によれば、グレーターチャイナ地域でランク入りした富豪が568人と初めて米国を上まわり、資産…
2016.3.17
陳言
G20上海で、中国政府は国際社会に向け、大々的に「鎮静剤」を処方した。李克強総理、周小川総裁、楼継偉財政部長が3人とも海外に向かって「信じ…
2016.3.4
陳言
中国の政府系機関紙『環球時報』において、「嫌朝」が声高に主張されている。「嫌日」ならば社会の底辺にいる労働者、農民の支持を得るが、「嫌朝」…
2016.2.19
陳言
2020年までに中国では電気自動車を中心とする新エネルギー自動車をトータル500万台普及しようと計画し、そのためには3900億元(約7.8…
2016.2.5
陳言
1月20日に発表された中国ビジネス環境調査報告によると、外国企業が中国で歓迎されていると感じる度合いは下降傾向にあるという。回答した企業の…
2016.1.27
陳言
この5ヵ月間に5%も元安となっている。注目はこの元安が、中国の輸出を好転させるかどうかだ。好転がないとすれば、中国が積極的に元を安くさせる…
2016.1.21
陳言
2016年1月、中国証監会は証券制度上の万里の長城、サーキットブレーカー制度を構築した。株の値動きが規定の限界点を越えた時に取引の一時停止…
2016.1.14
陳言
2016年の中国経済は、かなり悲観的に見ている人が多い。だがインターネット関連から16年の中国経済を展望する場合、経済に対する役割がはっき…
2016.1.8
陳言
「春節」を新年と考えている中国では、いまはどこに出かけてもジングルベルとクリスマスツリー。この国はいつのまにかこんなに「国際化」したのだろ…
2015.12.24
陳言
11月26日に新華社通信が中国軍改革のトップダウン設計案の概要を正式に公表した。これまで注目を集めてきた中国の国防・軍の改革深化が、一つの…
2015.12.17
陳言
人民元のSDR入りは中国にとって一大ニュースだが、中国メディアにはこの件に関して2種類の間違った見解が見られる。大国の夢がすぐにでも実現す…
2015.12.10
陳言
「財新ネット」は9月末時点の全金融機関の不良債権額が2兆元近くに達したと報じた。政府の公式データを大きく上回っている。同記事によると、銀行…
2015.12.7
陳言
年間3000万台もの自動車が販売される中国自動車市場に関して、明るい展望を持っている人は、最近、急に黙りこんでいる。怒涛のように売れている…
2015.11.28