第25回
1960年代高度成長期にやってきた「昭和40年不況」なぜたった1年で日本経済は復活できたのか
坪井賢一
1959-1969年度のGNP(国民総生産)成長率の推移を見ると、1965(昭和40)年が突出して低迷したことがわかる。これを「昭和40年…
2011.4.22
大正時代から現代まで、その時代の経済事象をつぶさに追ってきた『週刊ダイヤモンド』。創刊約100年となるそのバックナンバーでは、日本経済の現代史が語られているといってもいい。本コラムでは、100年間の『週刊ダイヤモンド』を紐解きながら、歴史を逆引きしていく。
第25回
坪井賢一
1959-1969年度のGNP(国民総生産)成長率の推移を見ると、1965(昭和40)年が突出して低迷したことがわかる。これを「昭和40年…
2011.4.22
第24回
坪井賢一
福島原発事故が発生した今、「原発はクリーンエネルギー」などというフィクションは通用しない。今こそ送電・配電の規制緩和、自然エネルギー投資な…
2011.4.8
第23回
坪井賢一
日本が東日本大震災に苦しむ今、阪神大震災を題材にしたレポートを再読してみたい。当時、政府や自治体よりも迅速な行動をとったのは、神戸の大企業…
2011.4.1
第22回
坪井賢一
1959-1969年度ではおおむね実質成長率が二桁を記録しているが、年は突出して低迷した。しかし、わずか1年で景気は回復し、翌1966年に…
2011.3.25
第21回
坪井賢一
1960年代の国際通貨制度の調整過程でフランスが与えた影響を検証する。国際通貨制度の現代史を調べると、現在の文献にフランスが登場することは…
2011.3.11
第20回
坪井賢一
前回は、1967年11月に起きたポンド危機を取り上げた。しかしポンド切下げは、じつは20世紀に3回起きていた。その3回の危機は、それぞれ世…
2011.2.25
第19回
坪井賢一
1971年のドル・ショックは日本経済に強い衝撃を与えた。その原因の1つが、当時“もう1つの決済通貨”だったポンドの危機だ。しかし、ポンド切…
2011.2.11
第18回
坪井賢一
1958年前後から1973年まで、日本は歴史的な高度成長時代を過ごした。人口は増加し、大都市への集中が進む。これから日本の1960年代高度…
2011.1.28
第17回
坪井賢一
1971年8月15日のニクソン声明以来、悲観論が蔓延した。しかし、景気は早期に回復したことからも、この声明が『新しい世界経済体制へのスター…
2011.1.14
第16回
坪井賢一
1971年に起きた「ドル・ショック」は、通貨単位の切り下げを意味する「デノミ議論」を浮上させた。過去にもハイパーインフレ対策などのために行…
2010.12.24
第15回
坪井賢一
1971年8月、米国のニクソン大統領は、議会にも相談せずに「金とドルとの交換停止」を発表した。世界は「ドル・ショック」一色に染まることとな…
2010.12.10
第14回
坪井賢一
第4次中東戦争の影響により、石油価格は上昇し、日本では狂乱インフレが始まった。インフレ下では、供給側が原材料を買い占めて製品を売り惜しみす…
2010.11.26
第13回
坪井賢一
1973年10月6日、エジプト・シリア連合軍がイスラエルに先制攻撃し、第4次中東戦争が始まった。これをきっかけに第1次石油危機へと至るが、…
2010.11.12
第12回
坪井賢一
1970年代に2度の石油危機が起きた。中東の政治情勢の変化=衝撃によって世界に経済的な影響が波及したものである。これによって原材料価格が上…
2010.10.29
第11回
坪井賢一
米国は1960年代半ばからインフレが続いていた。それに対して高金利政策によるインフレ退治、そしてその後乱高下したドルに対してドル安誘導が行…
2010.10.15
第10回
坪井賢一
1989年12月29日、日経平均株価は大納会のこの日、終値で3万8915円のピークにいたった。「4万円乗せも翌年春あたりに達成するのではな…
2010.10.1
第9回
坪井賢一
1990年当時、都心のオフィスビルの空室率は0.2%、ほぼ満杯、需要超過、供給不足で過熱していた。しかし、株価が下落をはじめていたこの年、…
2010.9.17
第8回
坪井賢一
1990年のバブル崩壊は、「昨日までの世界」と「今日の世界」の分水嶺だった。つまり、資本主義と社会主義の並存の世界から全面的に地球を覆うグ…
2010.9.3
第7回
坪井賢一
宮澤喜一政権が誕生した1991年11月、国民はうすうすバブル崩壊を感じはじめていた。そして9か月後の1992年8月、1万4000円台に突入…
2010.8.20
第6回
坪井賢一
菅民主党・国民新党連立政権はこれからどうなるのだろう。1993年に始まる現代の連立政権時代では、小泉自民党・公明党連立政権以外、いずれも短…
2010.7.30