第30回
株高続く中で国内機関投資家は売り越しリスク回避思考に陥るサラリーマン経営者の大罪
安東泰志
アベノミクス効果で株高なのに、国内法人は大幅な売り越しで、依然然、国債に資金をシフトさせている。一事が万事、日本ではリスクをとる者は評価さ…
2013.2.21
相次ぐ破綻企業への公的資金の投入、金融緩和や為替介入を巡る日銀・財務省の迷走、そして中身の薄い新金融立国論・・・。銀行や年金などに滞留するお金が“リスクマネー”として企業に行き渡らないという日本の問題の根幹から目をそむけた、現状維持路線はもはや破綻をきたしている。日本の成長のために必要な“真”の金融立国論を、第一線で活躍する投資ファンドの代表者が具体的な事例をもとに語る。
第30回
安東泰志
アベノミクス効果で株高なのに、国内法人は大幅な売り越しで、依然然、国債に資金をシフトさせている。一事が万事、日本ではリスクをとる者は評価さ…
2013.2.21
第29回
安東泰志
官主導で民間企業や産業を救済するスキームが次々に表面化。官僚は「官民」のスキームであることを強調するが、これは損失を国民に押し付ける隠れ蓑…
2013.1.21
第28回
安東泰志
総選挙が目前に迫った。今回は政党乱立で政策を比較衡量することすら大変だ。そこで金融政策、成長戦略、起業促進・企業再生政策に的を絞って、論点…
2012.12.13
第27回
安東泰志
金融庁が銀行の出資規制の緩和の検討を進めている。出資規制の緩和は時代の要請にも、国際的な規制の潮流にも反している。それは「悪い規制緩和」の…
2012.11.15
第26回
安東泰志
2009年12月に施行された「中小企業金融円滑化法」が、来年3月にいよいよ期限切れを迎える。だが、現在、金融庁を中心に打ち出されている期限…
2012.10.15
第25回
安東泰志
昨年秋に事件化したオンリンパスの「飛ばし」では、投資ファンドが悪用された。だが、投資ファンド=悪と決めつけるのは拙速すぎる。各段階で当たり…
2012.9.6
第24回
安東泰志
シティバンクが開催した株主総会で、役員への高額報酬案が否決されたことは記憶に新しい。金融業界を一括りにして高額報酬を否定することには反対だ…
2012.8.16
第23回
安東泰志
ERISA法は企業年金の加入者保護を徹底しただけではない。その根底にあるスピリットによって、アメリカの社会・経済の活性化に大きく貢献したこ…
2012.7.13
第22回
安東泰志
AIJ問題以降、わが国でも年金資産の運用について、様々な議論が交わされている。だがいずれも視点が低い。そこで2回にわたり米国ERISA法を…
2012.6.6
第21回
安東泰志
「金融立国を目指す」ことが国策であるなら、政府・金融当局が今、実際に目指している方向は明らかに間違っている。国際市場であるための条件は、市…
2012.5.7
第20回
安東泰志
AIJ投資顧問事件が世間の注目を集めるなか、独立系の資産運用会社によるシンポジウムが開かれた。巷では単純な規制強化論が盛り上がるなか、我が…
2012.3.30
第19回
安東泰志
独立系の投資顧問会社・AIJ投資顧問が約2000億円もの運用資産を失った。新聞や監督当局は免許制や運用規制など規制再強化の方向に動いている…
2012.2.29
第18回
安東泰志
昨年12月に、法務大臣の諮問機関が「会社法制の見直しに関する中間試案」を公表した。この試案の主要ポイントに検討を加えてみると、コーポレート…
2012.2.8
第17回
安東泰志
昨年末、金融庁が中小企業金融円滑化法のさらなる延長方針を発表した。同法の延長は問題の解決策になっていないどころか、弊害の方がはるかに大きい…
2012.1.13
第16回
安東泰志
先週のEU首脳会議の結論を見ても、ユーロ危機の抜本的解決への道は遠い。困難な経営環境が続くと予想されるなかで、日本の銀行はどう対応すべきか…
2011.12.14
第15回
安東泰志
オリンパス、大王製紙と大きな企業不祥事が続いている。近年、日本でもコーポレートガバナンス改革の動きが強まっているにもかかわらず、なぜ不正は…
2011.11.11
第14回
安東泰志
規制業種における横並び体質はイノベーションの妨げとなる。産業金融の担い手の中で最も人材の層が厚い大手銀行がそのことに諦念を抱き変革を怠るな…
2011.10.7
第13回
安東泰志
野田新首相の政治スタイルはまさに「中庸」になりつつある。それは、とりもなおさず09年の総選挙で民主党が掲げたマニフェストと現在の日本の状況…
2011.9.7
第12回
安東泰志
主にリーマンショックへの反省から、2013年から2019年にかけて、より厳格化された自己資本比率規制である「バーゼルⅢ」が段階的に導入され…
2011.8.4
第11回
安東泰志
震災で被害を受けたのは直接的には被災地の企業だが、他地域の企業も需要低迷で経営難に陥っているケースが多い。したがって、手当てが必要な企業再…
2011.7.6