第10回
「東電処理スキーム」と「貸付債権の簿価買取」は正当化できるか~今こそ問われる銀行界の良識
安東泰志
震災から3ヶ月を経ようとしているが、様々な面で軸足の定まらない対応が続いている。金融経済面だけで見ても、東電処理と二重債務者の問題は相変わ…
2011.6.7
相次ぐ破綻企業への公的資金の投入、金融緩和や為替介入を巡る日銀・財務省の迷走、そして中身の薄い新金融立国論・・・。銀行や年金などに滞留するお金が“リスクマネー”として企業に行き渡らないという日本の問題の根幹から目をそむけた、現状維持路線はもはや破綻をきたしている。日本の成長のために必要な“真”の金融立国論を、第一線で活躍する投資ファンドの代表者が具体的な事例をもとに語る。
第10回
安東泰志
震災から3ヶ月を経ようとしているが、様々な面で軸足の定まらない対応が続いている。金融経済面だけで見ても、東電処理と二重債務者の問題は相変わ…
2011.6.7
第9回
安東泰志
東電処理にせよ、二重債務者問題にせよ、まず国民負担によって債務者を救うような議論が先行し、本来コストを負担すべき者(社員・株主・債権者)た…
2011.5.11
第8回
安東泰志
国債発行を抑えつつ復興事業を行なおうとすると、他の工夫が必要になる。「復興基金」は、そうした背景から政治家の一部で主張され始めているものと…
2011.4.11
第7回
安東泰志
東日本大震災を受けて、復興支援に多額の予算を計上しようという動きがある。確かに、必要なものもあろうが、日本の財政状態を考えれば、極力財政出…
2011.3.25
第6回
安東泰志
郵政民営化の見直しが民主党・国民新党の公約であり、小泉・竹中路線は、格差を拡大したとして批判されている。基本に立ち返り、小泉・竹中路線の財…
2011.3.24
第5回
安東泰志
民主党政権発足後、公的年金の運用方針について、国債中心の運用にこだわる長妻厚労相と運用先の多様化の必要性を説く原口総務相(いずれも当時)の…
2011.2.18
第4回
安東泰志
現在の日本において、真に成長戦略を考えるならば、それは常に高い利益率を目指して成長戦略を練っている民間企業に対しリスクマネーを直接投入し、…
2011.1.21
第3回
安東泰志
日本においては、リーマンショック後の今でもなお、金融機関のコングロマリット化、ユニバーサルバンク化が志向されている。しかし、この動きは、世…
2010.12.14
第2回
安東泰志
菅政権肝いりの「新成長戦略」は新金融立国の実現を掲げながらも、実態は既成の金融産業への配慮が先行するあまり、本筋を外した議論となっている。…
2010.11.16
第1回
安東泰志
日銀は金融緩和を続けているが、残念ながらそのお金は銀行システムの中にだけどんどん滞留している。日本の継続的な成長や雇用に必要な付加価値を生…
2010.10.20