第54回
土壇場で逃げ出し、地位保全に奔走する菅首相が「憧れの高杉晋作」に近づける日は来るか
田中秀征
菅直人首相が、かねてから高杉晋作の大ファンであることは知られている。内閣発足直後にも自ら“奇兵隊内閣”を名乗った。自分を“高杉晋作”と位置…
2010.10.21
かつて首相特別補佐として細川政権を支えた田中秀征が、期待と不安に溢れた現政権の動向を鋭く斬り込む週刊コラム。刻一刻と動く政局をウォッチしていく。
第54回
田中秀征
菅直人首相が、かねてから高杉晋作の大ファンであることは知られている。内閣発足直後にも自ら“奇兵隊内閣”を名乗った。自分を“高杉晋作”と位置…
2010.10.21
第53回
田中秀征
10月7日、「強制起訴」となった小沢一郎氏は、民主党離党も議員辞職もしないことを明言した。菅首相は、またもや対応を「岡田(克也)幹事長に任…
2010.10.14
第52回
田中秀征
10月1日、菅直人首相が国会で所信表明演説をした。しかし残念ながら、演説にまったくひきつけられなかった。しかも今回の演説は、ところどころに…
2010.10.7
第51回
田中秀征
尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁巡視船に衝突した事件の第一報以来、私はことのなりゆきを固唾を飲んで見守ってきた。しかし、初動段階での首相の…
2010.9.30
第50回
田中秀征
民主党代表選は、9月14日に投開票され、菅直人首相が再選を果たした。しかし、この再選によって、菅首相の求心力が強化されるわけではない。むし…
2010.9.16
第49回
田中秀征
民主党はマニフェストで政治主導を打ち出していたが、正直言って半信半疑であった。それにも関わらず、なぜ私が期待したかというと、菅直人氏が民主…
2010.9.9
第48回
田中秀征
民主党代表選挙は、二転三転した挙句、結局菅直人首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちとなった。全面対決を招いてしまった菅首相には、「大きな勘違い…
2010.9.2
第47回
田中秀征
23日朝の1年生議員との懇談会で菅直人首相は、「3年間衆議院を解散しない」「衆参ダブル選挙をする」意向を明言したと新聞各紙で報道されている…
2010.8.26
第46回
田中秀征
最近の政治家は、私も含めて「必要なことをせずに、不必要なことや余計なことをしている」人が多い。それがいざ必要なことをするときの大きな障害に…
2010.8.19
第45回
田中秀征
菅直人首相は、国会開幕前に異例の記者会見を行った。その意図は定かではないが、彼の性格からして、何らかが仕組まれた“先制攻撃”に違いない。ど…
2010.8.5
第44回
田中秀征
民主党政権の政治主導の司令塔となるはずであった「国家戦略局」が菅直人首相の小さな一声で消えてしまった。何の説明もないまま、途中で公約が放棄…
2010.7.29
第43回
田中秀征
いくつかの報道機関が先日行った内閣支持率などの世論調査をみると、数字はまちまちだが、驚くほど傾向は共通している。それは、「支持はしないが続…
2010.7.22
第42回
田中秀征
民主党は、参院選で当然のように惨敗し、またもや「ねじれ国会」が出現した。私がそう警告してきた理由は、民主党の政権担当能力の欠如の一点にある…
2010.7.15
第41回
田中秀征
参議院選の投票日には、多くの候補者が当選の喜びにひたり、逆に多くの候補が負けて涙をのむことになる。私も何度も総選挙を戦い、何度も苦杯をなめ…
2010.7.8
第40回
田中秀征
政治を動かすのは、基本的には議員数、すなわち「数」だが、しかしそれだけではない。「質」というか、同じ支持でも支持の強弱が「数」に劣らないほ…
2010.7.1
第39回
田中秀征
菅直人内閣の支持率が、朝日新聞調査で、59%から50%に下落した。わずか1週間で10ポイント近い下落は異例のことだ。その主因は、菅首相の「…
2010.6.24
第38回
田中秀征
参院選が6月25日公示、7月11日投開票と決まり、与野党は事実上の選挙戦に突入した。それにしても会期を延長せず、予算委員会を開かないという…
2010.6.17
第37回
田中秀征
この1週間で政局は急施回して、菅直人新内閣が発足した。世論調査での新内閣の評判は上々で、政権も民主党も支持率がV字回復している。そんな菅政…
2010.6.10
第36回
田中秀征
2日、鳩山由紀夫首相は辞意を表明した。両院議員総会での挨拶は無念さが滲み出ていた、辞める気がなかったことをうかがわせる。その一方で、社民党…
2010.6.3
第35回
田中秀征
鳩山由紀夫首相は、5月23日、沖縄を訪れ仲井真知事と会談し、「『できる限り県外』という言葉を守らなかったことを心からおわびする」と話した。…
2010.5.27