第14回
事業仕分けで明らかになった「官僚」と「学者」の非常識さ
田中秀征
「事業仕分け」も店仕舞いとなったが、斬新な方法による仕分け作業を評価するにやぶさかではない。事業仕分けによって、官庁の非常識ばかりでなく学…
2009.12.10
かつて首相特別補佐として細川政権を支えた田中秀征が、期待と不安に溢れた現政権の動向を鋭く斬り込む週刊コラム。刻一刻と動く政局をウォッチしていく。
第14回
田中秀征
「事業仕分け」も店仕舞いとなったが、斬新な方法による仕分け作業を評価するにやぶさかではない。事業仕分けによって、官庁の非常識ばかりでなく学…
2009.12.10
第13回
田中秀征
最近の報道を見ていると、菅直人国家戦略担当相まで財務省に取り込まれた感があり、財務省の主導を彷彿させる。しかし私は、“財政家”は経済運営の…
2009.12.3
第12回
田中秀征
宮沢喜一元首相と石橋湛山元首相は基本的な政策姿勢がよく似ており、積極経済、積極財政論者であった。それに対して、現在の民主党政権には経済の司…
2009.11.26
第11回
田中秀征
政府は現在、来年度予算の編成に臨み、公開の事業仕分けに取り組み、これも政治主導の一環とされている。しかし、私はこれをとても政治主導とは思え…
2009.11.19
第10回
田中秀征
今春以来の景気のなだらかな回復は、財政出動の効果によるところが大きい。しかし、その効果は近い時期に剥落する恐れが強い。中・長期的な方針も大…
2009.11.12
第9回
田中秀征
私は新政権が早急に経済計画の策定に着手すべきだと主張してきたが、新政権にそんな意欲は見られない。菅氏は「この半年は足元の景気を見る」という…
2009.11.5
第8回
田中秀征
鳩山首相が初めての所信表明演説を行なった。“政治主導”については、日本郵政社長に元大蔵事務次官を起用した件からも不安感が生まれている中、“…
2009.10.29
第7回
田中秀征
各紙の世論調査によると、自民党の再建に期待する人の割合は実に高い数字である。しかし、いざ自民党再生となると、ほとんど絶望的と言えるほど困難…
2009.10.22
第6回
田中秀征
鳩山由紀夫首相の発言には敬語や丁寧語が多い。それは、相手に対する最大級の敬意を表そうとする努力によるものだが、「まわりくどい」印象を与え、…
2009.10.15
第5回
田中秀征
民主党は「官僚主導から政治主導への転換」を大きく掲げている。それは日本の政治が政治主導ではなく、官僚主導だったという認識に基づく。官僚主導…
2009.10.8
第4回
田中秀征
政治主導の司令塔になるはずであった「国家戦略局」が腰砕けに終る雲行きとなっている。もしも本当にそうなれば、せっかくの鳩山政権は急失速するこ…
2009.10.1
第3回
田中秀征
順調に船出した鳩山由紀夫政権だが、今回の組閣を通じて、民主党の“小沢支配”の構造はさらに強固になった印象を受ける。閣僚の顔ぶれを注視すると…
2009.9.18
第2回
田中秀征
鳩山由紀夫政権は、間違いなく“小沢肩車政権”となる。小沢一郎氏が鳩山氏を肩車しているような政権だ。では、肩車された「鳩山首相」はどのように…
2009.9.10
第1回
田中秀征
鳩山政権の発足を控え、同じく自民党を下野させて細川政権があらためて検証される始めている。両者の相違点は数多くあるが、その1つが「党と首相の…
2009.9.3