第70回
こんなことは知っているはず――知識の呪い
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「知識の呪い」です。これは、自分の持っている知識や情報、常識をベースに、「他の人間もこの程度のことは知っているはず」と考…
2011.10.28
ビジネスパーソンが日常生活やビジネスの現場で陥りがちな思考の罠。そんな罠になぜ人ははまってしまうのか――。その謎と罠に陥らない方法に迫ります。
第70回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「知識の呪い」です。これは、自分の持っている知識や情報、常識をベースに、「他の人間もこの程度のことは知っているはず」と考…
2011.10.28
第69回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「印象管理の誘惑」です。人に好印象を与えようとする発言や行動がかえって良くない結果をもたらしたり、そうした印象を与え続け…
2011.10.21
第68回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「不作為バイアス」です。これは、何かをして失敗してしまう(マイナスの結果をもたらす)よりは、何もしない方がましと考え、不…
2011.10.14
第67回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「ギャンブラーの誤謬の誤謬」です。以前に「ギャンブラーの誤謬」 について説明しましたが、今度は逆に、過度に大数の法則を信…
2011.10.7
第66回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「推理による記憶強化」です。これは、ダイレクトあるいは具体的に物事を語られるより、推理や想像を働かせる方が、かえって記憶…
2011.9.30
第65回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「ローボール」です。セールスや交渉術の書籍、講義などでよく紹介されるテクニックです。最初に相手が受け入れやすい低いハード…
2011.9.16
第64回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「チキンゲーム」です。さっさとその勝負から降りてしまった方が、失う利得を考えればはるかに得であるにもかかわらず、つまらな…
2011.9.9
第63回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「過去美化バイアス」です。定訳はないようなので、本稿ではこう呼ぶことにします。文字通り、過去のことを、当時感じていたより…
2011.9.2
第62回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「単一理由決定」です。ある意思決定をする際に、一つの理由だけから意思決定を下してしまうというものです。通常、それは強く印…
2011.8.26
第61回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「シミュレーション・ヒューリスティック」です。詳細なシミュレーションをした結果、ある事象の起こる確率を本来の確率より過大…
2011.8.19
第60回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「見栄張り回答」です。これは、アンケートやインタビューに対して、見栄(虚栄心)から、実際よりも好ましい数字や内容の回答を…
2011.8.12
第59回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「同情論証」です。これは、ロジックそのものとは別の箇所で、同情や罪悪感に訴えかける論法です。現実にもよく用いられています。
2011.8.5
第58回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「充填された語」です。これは、用語の選択の段階でネガティブもしくはポジティブな印象を与える言葉を選び、主張そのものとは別…
2011.7.29
第57回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「前後即因果の誤謬」です。本来因果関係がないにもかかわらず、直前に起こったこと(事象A)とその後に起こったこと(事象B)…
2011.7.22
第56回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「悪魔の証明」です。これは、「○○がないことを証明できないなら、○○は存在する」「△△であることを証明できないなら、△△…
2011.7.15
第55回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「正常性バイアス」です。これは、正常な状態から逸脱するなんてことはそうそうない、言い換えれば、異常事態なんてそうそう起き…
2011.7.8
第54回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「希少性の罠」です。これは、稀なもの、手に入りにくいものについては、本来のレベルよりも欲求を高めてしまい、多くのお金を払…
2011.7.1
第53回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「現状維持バイアス」です。これは、よほど何とか変えなくてはならない、という強い動機がない場合、「まあ、今のままでいいか」…
2011.6.24
第52回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、「フォーカシング・バイアス」(Focusing Bias)です。物事を判断する時に、ある特定の側面のみに目を当てすぎて、…
2011.6.17
第51回
嶋田 毅
今回の落とし穴は、論理的誤謬の一種である「選言肯定」です。2つの条件のどちらかを満たしているケースで、両者を満たす可能性があるにもかかわら…
2011.6.10