東芝の不適切会計が示すガバナンス欠如の重い代償
真壁昭夫
大手電機メーカーの“勝ち組”と言われる東芝で起きた今回の件は、金融市場から大きな驚きとして受け止められている。特に問題なのは、これが同社の…
2015.6.1
経済・ビジネス・社会現象……。いま世の中で話題となっているトピックス、注目すべきイノベーションなどに対して、「キーワード」という視点で解説していきます。
真壁昭夫
大手電機メーカーの“勝ち組”と言われる東芝で起きた今回の件は、金融市場から大きな驚きとして受け止められている。特に問題なのは、これが同社の…
2015.6.1
真壁昭夫
中国の株価が急上昇している。同国の実体経済は急減速しており、金融緩和政策による期待先行でバブルの様相が強い。いずれ調整は不可避だが、問題は…
2015.5.25
真壁昭夫
サムスンは、カリスマ経営者の後継者問題と成長鈍化に直面している。これは同社の問題にとどまらず、韓国経済そのものに大きな打撃を与える。他にも…
2015.5.18
真壁昭夫
GEとソニーの経営戦略は好対照を成している。GEは脱金融・製造業回帰へ舵を切るが、ソニーは金融や不動産など本業以外への依存度を高め、新規事…
2015.5.11
真壁昭夫
金融市場関係者の間で、ギリシャのデフォルトへの懸念が強まっている。このままでは同国の資金は5月にも枯渇する。デフォルトが現実化すれば、金融…
2015.4.27
真壁昭夫
足元の株高には、円安による企業業績の回復、異次元金融緩和策による“金余り”、GPIFや日銀などによる下支えがあり、当面は底堅い展開となりそ…
2015.4.20
真壁昭夫
2014年の国際特許出願件数で、中国のファーウェイが世界1位、国別でも同国が3位となった。その伸びは驚異的であり、過小評価できない。対して…
2015.4.13
真壁昭夫
シャープの苦境が続いている。液晶分野で一時は世界を席巻する勢いだった同社は、どこで誤ったのか。同社のみならず、日本の電機メーカーは世界戦略…
2015.4.6
真壁昭夫
中国のAIIB創設は、世界の金融市場における米国の牙城を崩す目論見があった。そこに英国が、経済的な実利を狙って参加を表明。欧州主要国も雪崩…
2015.3.30
真壁昭夫
“米国一人勝ち”の世界経済の中で、ドル独歩高が続いている。米国政府も、表面的にはこれを容認するスタンスを取ってきた。だが経済に陰りが見えれ…
2015.3.23
真壁昭夫
中国経済の減速が鮮明化している。今年の成長率は7%程度になると予想されるが、実態は3~4%との見方もある。経済の急減速は、社会を不安定化さ…
2015.3.16
真壁昭夫
大塚家具を筆頭として、最近同族経営の“お家騒動”が目立つ。肉親同士の反目を企業経営に持ち込むなど言語道断である。だが同社の問題は、ビジネス…
2015.3.9
真壁昭夫
ギリシャの支援継続協議はとりあえず合意に至ったが、これは時間稼ぎにすぎない。問題の根底には、ユーロ圏が抱える本源的な矛盾がある。ではユーロ…
2015.3.2
真壁昭夫
世界の主要国で、低インフレあるいはデフレの傾向が鮮明になっている。各国は金融緩和でその脱却を図るが、今のところ期待されたほど効果は上がって…
2015.2.23
真壁昭夫
JA全中は安倍政権の改革案を受け入れ、事実上の解体が決まった。農業改革の第一歩として評価できる。だが、これだけでわが国の農業を活性化できる…
2015.2.16
真壁昭夫
トヨタ自動車は今期、過去最高益を達成する見込みだ。好業績の基礎にあるのは同社に染み込んだ企業文化だが、その維持・継承に、創業家である豊田家…
2015.2.10
真壁昭夫
アップルは2015年度第1四半期決算で、過去最高の売上高と純利益を達成した。世界最大の需要地である中国で、スマホが堅調に売れた影響が大きい…
2015.2.3
真壁昭夫
スイス中央銀行は、1ユーロ=1.2スイスフランの為替上限レートを撤廃すると発表した。その結果、ユーロ売り・スイスフラン買いの注文が殺到し、…
2015.1.27
真壁昭夫
為替市場では、原油価格の下落に伴い、資源国通貨のみならず米国のドル高傾向にも一服感が出ている。米国景気に見え始めた天井の原因は、原油安ばか…
2015.1.20
真壁昭夫
1980年代の“逆オイルショック”の再来とも言える今回の原油価格急落によって、ロシアをはじめとする資源国の経済も、大きな影響を被り始めてい…
2015.1.13