中国開放路線の象徴だった三洋電機のラジカセ 会社消えても日本製造業のDNAは残る
莫 邦富
かつて三洋電機のラジカセは中国が改革・開放路線の象徴的存在だった。大西康之著『会社が消えた日』を読み、その後の三洋電機消滅の真実を知った。…
2014.9.11
地方都市の勃興、ものづくりの精度向上、環境や社会貢献への関心の高まり…中国は今大きく変わりつつある。先入観を引きずったままだと、日本企業はどんどん中国市場から脱落しかねない。色眼鏡を外し、中国ビジネスの変化に改めて目を凝らす必要がある。道案内人は日中を行き来する中国人作家・ジャーナリストの莫邦富氏。日本ではあまり報道されない「今は小さくとも大きな潮流となりうる」新発見をお届けしよう。
莫 邦富
かつて三洋電機のラジカセは中国が改革・開放路線の象徴的存在だった。大西康之著『会社が消えた日』を読み、その後の三洋電機消滅の真実を知った。…
2014.9.11
莫 邦富
前々回の本欄で、米国アラバマ州に大型銅管工場を建設した中国金龍精密銅管集団を紹介した。今回はその進出秘話を取り上げたい。進出の動機や過程を…
2014.9.5
莫 邦富
日本では代々木ゼミナール大リストラが大きな話題になっているが、実は同様の現象に中国も襲われている。若年人口の減少、大学の乱立と学生募集規模…
2014.8.28
莫 邦富
いまから約十数年前、中国の家電メーカー・ハイアールが米サウスカロライナ州に工場を建設した。その後を追って今や中国企業は米国最貧郡にも進出し…
2014.8.21
莫 邦富
中国出張の帰りに上海に立ち寄った。そこで上海の自由貿易試験区の活況ぶりを耳にした。世界中の食品を安く提供し、市民に人気だ。その仕組みは中小…
2014.8.14
莫 邦富
中国が急速に高齢化社会を迎えている。つれてシルバービジネスに参集する企業も後を絶たない。だが、全ての企業が順風満帆というわけではない。ここ…
2014.8.8
莫 邦富
今年の5月、アジア信頼醸成措置会議(CICA)上海サミットの宴席を写した写真に目を奪われた。そこには、面白い形の食器が写されている。食器に…
2014.7.31
莫 邦富
安かろう、悪かろうの時代を卒業しつつある中国では、熟練工の不足が大問題となっている。それを補うために産業用ロボット市場が急拡大しているが、…
2014.7.24
莫 邦富
2002年、私はイランの首都・テヘランで中国製の地下鉄に乗った。あれから十数年が経ち、中国はユーラシア大陸を結ぶ壮大な高速鉄道計画をテコに…
2014.7.17
莫 邦富
中国では従来型の貿易を大きく凌ぐスピードで国際電子商取引が成長している。サービスを提供する企業としてはアリババが国際的にも有名だが、その他…
2014.7.10
莫 邦富
北海道は中国人観光客の人気が高い。2008年の中国ラブコメディ映画『狙った恋の落とし方』が大ヒットし、その影響が大きいと思われがちだが、そ…
2014.7.4
莫 邦富
旧暦の夏至にあたる6月21日が近付くと、話題成る地方都市がある。広西チワン族自治区の玉林市だ。同市は夏至になると、「夏至ライチ犬肉祭」とい…
2014.6.26
莫 邦富
かつて中国の民族系自動車メーカーは政府の支援を受けられず、言わば「野良犬」扱いだった。それが故に、苦労しながらたくましく成長し、今やロシア…
2014.6.19
莫 邦富
透明度が低い中国政府だから、情報が少ないことが中国研究の難しさだ。しかし、丁寧に探せば、習近平政権の方向性を判断できる資料にたどりつくこと…
2014.6.12
莫 邦富
中国でいま流行っている「電商」という言葉をご存じだろうか。「電商」は実はネット通販こと。若い人ほど、高学歴者ほどネット通販を利用している。…
2014.6.5
莫 邦富
マックがが販売を開始したチュロスは、中国人にすれば「中途半端」で「発育不良」の「油条」といった感じだ。その隙をつき、ある中華料理店が「本格…
2014.5.29
莫 邦富
30数年前の中国では、結婚しようにも住宅を確保することすら難しかった。今も住宅難は変わらないが、内容は様変わり。数はあれど高くて買えないの…
2014.5.22
莫 邦富
日本では南シナ海の西沙諸島海域で中越の緊張高まった事件ばかりが報道されるが、中国ではもうひとつのニュースに関心が集中している。ベトナムのア…
2014.5.15
莫 邦富
GW中は長旅をしない主義を貫いている。その代わりSNSに中国人の郷愁を一身に集めるB級グルメの王「油条」の話を書いた。日本のマックが「油条…
2014.5.8
莫 邦富
4月中旬に大阪造幣局の「桜の通り抜け」を訪れた。通り抜け通路自体は規制が厳しいが、外の通路は露店・夜店がひしめき合い、花見の客は大いに盛り…
2014.5.1