第68回
厚生年金はあと16年 で破綻する!偽りの経済想定を捨て、制度改革を急げ
野口悠紀雄
厚生年金の試算にあたり、厚生労働省の財政検証は「賃金が毎年2.5%上昇する」と想定している。しかしこれは非常に現実離れした想定だ。そこで、…
2010.4.28
突如として世界中を襲った経済危機。激流に翻弄される日本経済はどうなってしまうのか? なすべき対策はあるのか? 100年に1度の未曾有の事態を冷静に分析し、処方箋を提示する野口悠紀雄の緊急連載!
第68回
野口悠紀雄
厚生年金の試算にあたり、厚生労働省の財政検証は「賃金が毎年2.5%上昇する」と想定している。しかしこれは非常に現実離れした想定だ。そこで、…
2010.4.28
第67回
野口悠紀雄
厚生年金の将来の財政状況は、「財政検証」として今後100年間は積立金はなくならないと推計されている。しかしこれは、経済的な前提条件に強く依…
2010.4.17
第66回
野口悠紀雄
「企業の利益が増えないので、給与を圧縮せざるをえない」ということが言われる。しかし実際には、利益の動向と給与の動向は逆方向に動いていること…
2010.4.10
第65回
野口悠紀雄
経済危機によって年金制度は大きな打撃を受けた。ところが、年金は長期的な制度なので問題が存在していても、すぐには顕在化せず、対応は遅れがちに…
2010.4.3
第64回
野口悠紀雄
中国で不動産バブルが生じている。しかし、1980年代の日本で不動産バブルが崩壊したように、中国も早晩そうした事態に直面するだろう。では、こ…
2010.3.27
第63回
野口悠紀雄
「円高はデフレを加速するので問題だ」と言われることがある。はたして、そうだろうか?原理的にはありうるが、事態はそれほど単純ではない。消費者…
2010.3.20
第62回
野口悠紀雄
政府は公共事業を次々に廃止し、景気対策として定額給付金などの移転支出を増加させている。しかし実際は、公共事業が有効需要を増大させていたのに…
2010.3.13
第61回
野口悠紀雄
「デフレ」に関しては、いくつもの誤解がある。日本経済が過去15年もの間、長期停滞から脱却できなかったのは、こうした誤った考えが支配的だった…
2010.3.6
第60回
野口悠紀雄
今回の経済危機で生じた問題は、外生的な需要の減少によって引き起こされた問題であるので、対応が可能である。ただし、金融政策にでは対処できない…
2010.2.27
第59回
野口悠紀雄
「デフレの基本的な原因は、新興国からの安い工業製品の輸入だ」といわれるが、それならば世界の先進国すべてがデフレに悩まされているはずだ。しか…
2010.2.20
第58回
野口悠紀雄
「現在の日本経済最大の問題はデフレ」とする考えが浸透しているが、これには明示的な経済モデルが示されているわけではなく、感覚的な議論だ。そこ…
2010.2.13
第57回
野口悠紀雄
トヨタや日立などの日本の大企業とアップル、IBMといったアメリカの大企業における1人当たりの時価総額を比較した場合、アメリカが日本を大きく…
2010.2.6
第56回
野口悠紀雄
世界の実質GDPの対前年成長率がマイナス成長から抜け出し、2010年3.9%、2011年4.3%とプラス成長に転じると予測されている。しか…
2010.1.30
第55回
野口悠紀雄
金融危機を契機に、製造業の利益の落ち込みが激しい。製造業が大きな比重を占める日本としては、この産業構造を今後変えなければならない。その際、…
2010.1.23
第54回
野口悠紀雄
経済危機による利益の落ち込みは全産業で見られたが、非製造業では売上の減少にほぼ比例して利益が落ちたのに対して、製造業では売上の減少率に比べ…
2010.1.16
第53回
野口悠紀雄
経済危機によって、日本企業の利益は極めて低い水準に落ち込んだ。利益率低下の原因は、「デフレから脱却できないから」といった議論が一般的になさ…
2010.1.9
第52回
野口悠紀雄
2010年はどのような年になるだろうか?それは、2010年度予算案を見るとよくわかる。この予算案に対する評価を一言でいえば、「戦略不在」と…
2010.1.4
第51回
野口悠紀雄
JPモルガン・チェースが金融危機をくぐり抜けたのに対して、リーマン・ブラザーズは破綻し、シティグループ、メリルリンチも大きな損害を受けた。…
2009.12.26
第50回
野口悠紀雄
シティグループとウェルズ・ファーゴが公的資金の返済計画を発表したことにより、アメリカ金融大手6社すべてが政府の支援を離脱する見通しとなった…
2009.12.19
第49回
野口悠紀雄
先日7~9月期のGDP第2時速報値が発表され、実質GDPの前期比年率伸び率が第1次速報値4.8%増から1.3%増に改定された。この大きな改…
2009.12.12